■映画情報
公開日/2002年2月2日
上映時間/117分(1時間57分)
監督/スティーブン・ソダーバーク
製作国/アメリカ
■予告
■あらすじ
凄腕の泥棒で詐欺師でもあるダニエル・"ダニー"・オーシャンは、窃盗罪で4年間服役していたニュージャージーの刑務所から仮出所した。仮釈中の規則を無視して、ロスアンジェルスに住む仲間のラスティ・ライアンに会い、服役中に企てていた新しい盗みの計画を打ち明ける。それはラスベガスの3大カジノ「ベラージオ」・「ミラージュ」・「MGMグランド」の金が集まる地下巨大金庫の現金強奪計画だった。ネバダ州カジノ委員会の規制により、カジノには客の掛け金を賄う現金を保有する必要があったことから、ボクシングのタイトル・マッチ当日には少なくとも1億6000万ドル以上の巨額の現金が集まることを知り、カジノセキュリティに詳しいベガスの大富豪ルーベン(エリオット・グールド)、ほか全米から8人の犯罪スペシャリストが集結。ミサイル基地並の強固なセキュリティシステムに挑む。しかしオーシャンには金のほかに、もうひとつ盗もうとしている物があった。
■Review
『オーシャンズ11』(原題:Ocean's Eleven)は、
ダニー・オーシャンと彼が率いる10人の仲間によるラスベガスの金庫の金を奪うクライムアクション映画です。
映画は1960年に公開された『オーシャンと十一人の仲間たち』のリメイクになっており、2018年には女性版オーシャンズ11と言われてる『オーシャンズ8』が公開されます。
今回のレビューは短めで終わらせます。
アクションと言うほどそこまでアクションはしていません。なぜならまず銃を所持しないで彼らは金を盗もうとしますし、一回だけ銃を持ってるシーンはあるにはありますがそれは敵側を騙すための道具なので人を殺すために使われてはいません。
なのでかなり頭で戦い、いろんな試行錯誤したトリックで相手を翻弄するというテクニックは見ていて面白いです。「グランド・イリュージョン」に似ていますが別に手品は使わないし、正直『グランド・イリュージョン』より面白いです。ちょっと比べてしまいすいません。
ただ面白いのは本当ですが人を選びます。私のように好きな人もいれば、少し退屈かなと思う人もいます。それは映画全体がとても淡々としているからだと思います。
頭脳でカジノの金を盗むために突き進んで行きながら、少しダンディな大人の雰囲気を醸し出している映画でもあるので多少映画は暗いし、音楽もオシャレで淡々と進むのであまり多くの若者には合わなさそうかなと思います。若い人でも好きな人は好きですが。
11人のメンバーも結構多くてヒーロー映画のように見た目で覚えるというのは少し難しい部分ではありますが、そこは見た目でキャラを見せずに彼らの特技や性格とかで判断したり覚えられることができます。
そうなると見た目負けとかはないので、彼らのキャラクターや性格に好きな部分が見えたりするので心に残りやすい好きなキャラクタは出てくると思います。個人的にはブラッド・ピット演じたラステイと、ドン・チードル演じたバシャーは好きでした。
多少「こいついるのか?」とか「こいつどんな人だっけ?」と思う部分もありますが、金を奪う当日になると皆それぞれちゃんとした役割をもって働いてたし彼らがいなければ作戦は成功しなかったなと思います。その作戦実行とかにキャラクター同士の関係性とかもちょっと見れたりしたので面白かったです。ただ個人的にはもっとキャラクター同士の関係性を見たかったなと思いました。
個人的になんですがオーシャンの元妻が彼のところに帰ってくるのが少しごり押しだったなと思いました。「テリーはあぶないよ」とは言いますが結局その危ないなって部分があまり見られなかったし、テス(元妻)が帰る理由も対してハッキリとは言わないでいきなり戻るし。
あ、さっきラステイが好きとは言いましたがひとつだけ気に食わなかったのは、ラストオーシャンが釈放されてラステイが「あんたの持ち物を持ってきてやったよ」と車にいるテスをオーシャンが見つけるんですが・・・。流石に女性を物扱いするのは酷くないですか?!
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫
8/10です。
ちょっとラストのセリフで不満が多くある映画だと思う方もいるとは思いますが、全体を通してオシャレで大人の魅力が詰まった強盗アクション映画でした。
ただアクション映画のようなド派手なものを期待するとガッカリはするでしょう。似て感じで「ヒート」という映画があるんですがアレが好きならこの作品も大好きになれると思います。私はどっちも好きです。
はい、そんな感じで!