■映画情報
公開日/2011年12月9日
上映時間/127分(2時間07分)
監督/ショーン・レビ
製作国/アメリカ
■予告
■あらすじ
2020年、リモコンで遠隔操作されたロボット同士が戦う“ロボット格闘技”が大流行。プロボクサーからロボット格闘技の世界に身を転じたチャーリーは、スクラップ寸前のロボットを闇試合に出場させて一攫千金を夢見ていた。そんなある日、離婚のため離れて暮らしていた11歳の息子マックスを預かることになり、慣れない父子の共同生活が始まるが、廃工場で旧式ロボット「ATOM」を発見したことから2人の運命が大きく変わっていく。
■Review
『リアル・スティール』(原題:Real Steel)は、
リチャード・マシスン原作の短編小説「四角い墓場」をもとに作られたSFアクション映画。
監督は『ナイトミュージアム』のショーン・レヴィ監督、主演はヒュー・ジャックマンになっています。
物語は2020年。ボクシングが人からロボットに変わった時代で、元ボクサーの父とその息子がロボット格闘技に挑戦し、絆をふかめていくというのが大まかなストーリー。
公開日が2011年だから色々夢見れる時代ではありますが、今見るとあと数年で2020年なんですね。早いです。そんな2020年にこんなことが本当に起きるのかというのは今までのSF映画でもありましたから、そこのツッコミは置いときましょう。
とりあえずそんな事を考えていた私でさえも純粋に楽しめたし、家で見ていたら一緒に雄叫びをあげたくなるくらい楽しめた映画でした。
とにかくこの映画の醍醐味であるロボットとロボット格闘技は本当に最高だった。人間技ではできないことをロボットがすることが人が興奮するという理由でこの格闘技が始まったらしいですが、人がボクシングから離れていくのはなんか寂しと思っちゃいますが、この映画の人達が夢中になる理由も分からなくはないです。
そしてロボットのデザインもカッコイイです。日本人なら本当にこれだけでも大好きになれる作品だと思うし、特に男性はこのロボットのデザインのカッコよさが分かるはずです。
あるロボットのデザインもそうなんですがたまに日本語や漢字でデザインされたものが出てくるんですが、やはりこの映画も漢字の使い方がどうも可笑しいですww まぁ、私たちも良く意味の分からない英単語のTシャツとか着てますから人の事は言えませんが。けど私は嫌いじゃないです。
個人的に息子のマックス役を演じたダコタ・ゴヨの演技は子役の演技としては最高でしたし、彼に与えた脚本も素晴らしいです。最初なんも説明もなく色々と機械をいじくれたのには変に感じましたが、ゲーム好きで少し大人っぽい言葉を使っていたのでそれがなんとなく納得したし、途中途中でロボットを見て子供っぽく興奮するところなどは可愛らしいなと思いました。
この映画はロボット格闘技で父と息子の関係を回復していくというストーリーですが、このロボットの使い方がただ戦闘で使うだけという訳ではなく必要な要素として使われていたなと思います。
劇中でもセリフや映像でなんとなく分かるとは思いますが、チャーリーがロボットが壊れても新しいロボットにすぐに変えるように、息子を金のためにすんなりと売ったりと彼の性格がリンクしていたし、過去の話は出ていなくてもチャーリーが奥さんを簡単に捨てたんだなと察することができます。
マックスがロボットのアトムを拾いあげてから試合で成功してきた時も、チャーリーが人生の谷底から這い上がることができたのはマックスのおかげだし、最終的にアトムとチャーリーでシャドー機能ではあるもののまたボクシングで試合をすることができています。
用は何が言いたいかというと、実はアトムとチャーリーってシャドー機能のように何かとリンクする部分が多いなと思いました。少し言ってることが分からないと思いますが、簡単に言えばアトムもチャーリーもどん底から這い上がっているなと言いたいです(最近疲れてるか頭回らないwww)
このチャーリーがアトムと共に成長し這い上がる姿は面白かったし、アトムがつないだ親子関係も見ていて感動できました。
こういう私のようにバカみたいに難しく考えなくても、映画は王道だしとても楽しめます。父と子供でゲームのように一緒に一つの目標に向かって突き進み、一緒に勝利を味わえるって最高だなと思いますよ。この映画は親子で見てほしいですね。
残念ながら少し先読みできる展開ではあったものの、アクション、SF、ロボットバトルと大好きなものが詰め込まれて、親子愛をゆっくりながらも深く描いた映画って中々ないなと思いますよ?
そういえば天海祐希が吹替で主演してましたが、最後のクレジットで名前が出るまで全然気づかなかった・・・!本当上手い人は声優も上手いんだな・・・。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺⚫
9/10です。
後半から少し可笑しなレビューになってすいません。ただしっかりと言えるのはこの映画は見る価値は十分にあるという事。人によっては好き嫌いはあるとは思いますが、ぜひ親子で鑑賞することをオススメします
はい、そんな感じで!