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映画『マンハント』評価&感想【No.367】

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■映画情報


公開日/2018年2月9日

上映時間/110分(1時間50分)

監督/ジョン・ウー

製作国/中国

■予告


■あらすじ

製薬会社の顧問弁護士をつとめる男ドゥ・チウは、パーティの翌朝、社長秘書・希子の死体の横で目を覚ます。現場の状況証拠はドゥ・チウが犯人だと示しており、罠にはめられたと気付いた彼は逃亡を図る。独自の捜査でドゥ・チウを追う敏腕刑事・矢村は、ドゥ・チウに近づけば近づくほど事件に違和感を抱くように。やがてドゥ・チウを捕らえた矢村はドゥ・チウの無実を確信し、警察に引き渡さずともに事件の真相を追うことを決意する。

引用元:マンハント : 作品情報 - 映画.com

■Review

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マンハント』(原題:追捕 Manhuntは、
1976年の高倉健主演で映画化された西村寿行の小説『君よ憤怒の河を渉れ』を『レッド・クリフ』で知られるジョン・ウー監督によってリメイクされたサスペンスアクション映画。

映画は中国映画ながらも日本オールロケで、主演にシンガーソングライターの福山雅治(以下ましゃ)、チャン・ハンユーのダブル主演。





一応この作品について言うととまずリメイクされた『君よ憤怒の河を渉れ』は見てません。本当は見ようとしたけど時間がなかった・・・。ただ憤怒自体がそこまでいい映画とは聞いてはいないし、ツッコミ部分が多いよという映画なのは知ってます。


この映画は1月に投稿した2018年で楽しみにしている映画作品の一つでもあったのですが、そこまで大きな期待はしていません。ストーリーとかがツッコミ部分が多くっても、「ワイルド・スピード」とか「トリプルX」みたいにいい意味でバカやってるアクション映画を期待して見に行きました。


その期待に十分答えてくれたアクション映画だったなと思います。公開当初から聞いてたように確かにツッコミたい部分はありましたし、少し気になる点はありましたが、そういうのも分かってはいたので特に個人的なダメージは少なかったです。流石にこれはどうなんだろっていうのはこの記事の後半で話します。


期待していたアクションはとても素晴らしかったです。ジョン・ウーらしく、中国映画らしいのでその範囲のファンならまずは楽しめるかなと思います。またちょっとした古臭い感じがする演出も良くも悪くもいい味を出していました。この古臭い演出が今の時代で見るとなんとも不思議な感覚ではあったのでそれはそれでまた違った楽しみ方が出来ました。


アクションもありそうでなかったような挑戦的なアクションだったし、やはりジョン・ウーらしくちゃんと意味のあるアクションでした。手錠のアクションなんていがみ合ってたましゃとハンユーが心も形でも協力して戦う姿だったのでアレは好きでした。


ましゃも本当挑戦的でしたね。龍馬伝とかるろ剣で殺陣アクションは見てはいますが本格的なアクションは初めてです。そのアクションをずっと本人たちがやるんだから、まずアクションの撮り方は本人たちがやるからカットも少なく出来るのでテンポは良いし、ファンはそれが見れるだけでも大喜びだと思います。


ましゃ自体の演技に特に目新しさはありませんでしたが、終わりまでずっとカッコよくって、アクションもできるのであれば今後の彼の俳優活動に期待は出来そうです。(本業はシンガーソングライターだから無理はしないで)




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ストーリー的にはミステリーとしてだとあまり印象深い推理物でもなかったのですが、徐々に色んなキャラクターの過去とか分かると答えが導くというような感じではあったのでそれは見ていて面白かったなと。


とりあえず残念だなと思うのはとりあえず結構映像の編集が悪いかなと思いました。アクションでそこまでカットが多くなかったのに、人との会話で結構カットを多く使っているときもあれば、長回しの時もあったり、まだ記憶に新しいシーンをフラッシュバックで見せられたり少しウザかったりテンポが悪いなと感じました。


キャラも色々と出るんだけど特にいらないなと思ったのは百田里香演じた桜庭ななみ。ましゃ演じた矢村の死んだ奥さんにそっくりという話はあって守るものを作りたかったのかもしれませんが、それにしてはそれがあまり生かされてません。矢村の過去もそこまで掘り下げてなかったので少し残念ではあります。


桜庭ななみ自体の演技は特に普通だったし、キャラも突飛としたものでもなかったので彼女じゃなくても誰でも良かったかもしれません。事件現場を捜索して自分が被害者の気持ちになり呼吸が乱れるようなシーンはあります。新人が事件の怖さを目の当たりにするのを描きたかったのかもしれませんが、演出も見ていてなぜか恥ずかしかったし、もっといい見せ方があったのではないでしょうか。その割に後半から勇敢過ぎるし


あと字幕なんだけど、吹き替えがたまにはあったりしてそれが不自然だったかな…。日本語しゃべれる設定なキャラも吹き替えだったし、なんで日本語話せるのもわからなかった。私の見間違いかも知れませんが國村隼もたまに吹き替えだったかも知れません。


まぁ、全体的に本当ツッコミ部分はありますがアクション映画のアクション目的でみる娯楽映画という感覚で見ればこの映画も面白く見れるかもしれません。変にストーリーを期待してみると痛い目に合うとは思います。


ただ、正直もっとバカやっても良かったかもしれないなぁ・・・。


■評価


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最終評価は・・・




☺☺☺☺☺|⚫⚫⚫⚫⚫

5/10です。

 


アクションに挑戦的な作品だったと思います。ほかの作品で話題性が押されてるように感じますが、一度は見てみても良いと思いますよ。





はい、そんな感じで!

それでは!