■予告
■あらすじ
冬の間は豪雪で閉鎖されるホテルの管理人職を得た小説家志望のジャック・トランスは、妻のウェンディーと心霊能力のある息子ダニーとともにホテルへやってくる。そのホテルでは、かつて精神に異常をきたした管理人が家族を惨殺するという事件が起きており、当初は何も気にしていなかったジャックも、次第に邪悪な意思に飲みこまれていく。
■Review
『シャイニング』(原題:The Shining)は、
スティーヴン・キングによる同名小説を名監督スタンリー・キューブリックによって手掛けられたホラー映画。当時は原作とかけ離れている為批判が殺到した作品でもあります。
今回は149分バージョンではなく、現在出回ってる119分バージョンの方で鑑賞をしました。また原作は未読で、その後のドラマ版も見てません。もちろん未読ですから原作の内容は知りません
今回も少し短くなると思います。ご了承ください。
原作を読んでいて尚且つ原作が好きならこの映画があまりハマらないかもしれませんね。いまの邦画の実写映画みたいな感じですかね。
私はスタンリー・キューブリック作品は大好きですし、原作も知らないので楽しめたし見入ってしまいました。『2001年宇宙の旅』『時計仕掛けのオレンジ』とかと比べると満足度は低いですが、それでも好きな作品で怖かったです。
結局この映画はホラーと言っても何年のものの作品ですし、案外ホラーを結構見ている人からすると大体の展開とか少し予想は出来てしまうかもしれません。しかし、そういうのがあってもこの映画は心に残る恐怖を植え付けてくれます。
それを生かしていたのはキューブリックの独特の音楽、そしてこの映画で唯一の普通の人であるジャックの妻を演じたシェリー・デュヴァルの演技でしょう。彼女は一般人なので我々視聴者の目線であり、何より彼女の驚き様は素晴らしいし何故かその驚く姿が一番怖いというw
結局この映画ってその見える部分だけで言うならジャックの仕事で追い詰められて狂っていく姿を見せている映画だったなと思います。彼はある事情でお酒も我慢して、その欲求に耐えられなくなり魂を売ってでもビールを飲みたいっていうんですから相当ですよね。
日本でも仕事のし過ぎでイライラして自分の好きなことができないって人もいると思います。日本は自殺者が多い感じではありますが、ジャックのように気がくるって殺人を起こす人もいなくはないと思います。そういう部分で訴えてるというのは・・・まぁこの映画を昔から好きな方は過ぎた話かと思いますがwww
ただジャックは可笑しくはなってますが、ウェンディーに対して「バットを置け」とかたまにまともな事も言うんですよね。それに対してウェンディーは逆に可笑しな事を言ってたりするから彼女もその状況に飲み込めないから気が狂ってるんだと思います。
この映画色々な人の解釈や考察でまた違った見方になる作品かもしれません。色んな人の考察とか見てきましたがやはり何かと違ったりするんですよね。ジャックが迷路で迷ったように、この映画もなにかと迷うゴールの無い映画かなと感じました。考察の苦手な私からしたらうらやましい限りです。
原作とか読んだり、長い方の映画を見てみればまた違った形で見ることが出来そうだし、何回か見れば色々と考察しがいのある作品にもなる作品ですね。もう色んな人が考察の記事を投稿してるので私からはあまり積極的に出しませんが、そういうのも加えて見ると面白いんじゃないかなと思います。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫
8/10です。
人間の怖さって幽霊より怖いと思うんですよ。なのでホラー映画好きにはかなりオススメな映画です。スタンリー・キューブリックの作品を知らないという方にも初心者用としてはおススメかもしれません。
はい、そんな感じで!