■映画情報
公開日/2010年7月10日
上映時間/103分(1時間43分)
監督/リー・アンクリッチ
製作国/アメリカ
■予告
■あらすじ
カウボーイ人形のウッディやバズ・ライトイヤーらの持ち主アンディは大学進学が決定し、おもちゃを整理することに。だが母親の手違いなどにより、おもちゃたちは近所の保育園に寄付されてしまう。アンディに捨てられたと思いこみ傷心のおもちゃたちだったが、ウッディはただ一人アンディを信じて保育園からの脱出を試みる。
■Review
『トイ・ストーリー3』(原題:Toy Story 3)は、
ディズニー、ピクサー製作のおもちゃの世界を舞台にした大人気シリーズ「トイ・ストーリー」の第三作目の作品にして初の3D映画になります。
久々に泣けてしまう映画を見ました。一度見たはずなんですが二度目見ても泣かせてくるし、今後何回見ても飽きさせない傑作アニメ映画です。2010年映画の中では間違いなくナンバーワン作品と言っても過言ではありません。
前作まで監督だったジョン・ラセターは制作総指揮に移りこの映画の監督はリー・アンクリッチに変わります。制作総指揮が同じでも監督は変わってしまうので作品の色が変わることがありそうなのにその色を変えずにより深みがあって子供も大人も楽しめる内容になっていたのは素晴らしいです。制作側もこの映画がどれだけ愛しているかが分かります。
そしてこの映画が誰でも体験し誰でも経験することを内容にしたことで視聴者の共感を呼んだこと。それが「おもちゃを捨てるか否か。」「おもちゃとの別れ」という部分でしょう。おもちゃを持っていたかどうかは人それぞれですが、子供のころからの大切なものを大人になったら捨てるのかという部分では誰でも体験しているはずです。
トイ・ストーリーは感動できるものは何回かありますが、この3に関しては前作よりも感動値がとても高いというのは保証します。結構泣ける回数が多かったです。
まず溶鉱炉のシーン。ピクサーでは感動させてくれる部分ではあまりセリフを使わないのですがこの作品のこのシーンでもそうでした。自分たちが溶鉱炉の炎の中に入りそうになった時自分たちの死を覚悟してみんなで手をつなぐシーンは感動します。どんなにつらい時でもみんなと離れ離れにはならないというのが映像だけで分かるし、キャラたちの顔でその死の覚悟を受け止めた自分もつらくなりました。
もうひとつがアンディーが自分のおもちゃをこれから譲る子に紹介するシーン。そこからのウッディとの別れ。ここのラストで本当泣いてしまいましたね。
そもそも前作もそうですが、この映画ってとても視聴者の気持ちとリンクするのが上手いと思うんですよ。楽しい部分は楽しいし、悲しい気持ちになるときは悲しくなるし、溶鉱炉のシーンも結局助かるとなんとなくわかっていても臨場感あるシーンとあの感動のさせ方でこっちもハラハラしました。こういう視聴者も一緒に体感できるような作品って最近の映画だと本当これくらいだと思います。
そしてこの映画も子供も楽しめて大人も楽しめる映画です。その子供が見てから大人になってこの作品を見てみたらまた違った気持ちでこの作品を大好きになると思うし、次の世代に語り継がれる作品だと思います。
アンディーがボニーにおもちゃと遊び、そしておもちゃを大切にする心を継いだように、この作品もいろんな人が感動してそしてまた次の世代に語り継がれる作品に仕上がったんだと思います。
他にもスパイ映画さながらの逃走劇は子供も楽しめるし、ロッツォが支配下におく保育園の階級制度が実は独裁政治に対する社会的メッセージが含まれていたりと結構深いものにもなっています。
この映画を嫌いになる人はあまりいないはずです。てかいたら逆に少し可笑しい気はしますが、だれでも好きになれて今後の未来でも語り継がれる名作中の名作アニメ映画だと思います。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺☺
10/10です。
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
文句なしの素晴らしい作品だったと思います。久々に見てもとても泣ける作品でしたので皆さんも見ることを強くおススメします!
はい、そんな感じで!