数日前くらいでしょうか?Netflixで配信されてるオリジナルアニメ『DEVILMAN crybaby』を前半まで見て感想を延べた記事を覚えてますでしょうか?
その後半部分6話~10話までなんとか時間の空いてるとき見れることができましたので、その後半部分の感想と全体の評価を話していきたいと思います。
ちなみに前回も言いましたが、原作は中途半端に見てしまっています。まぁ未読には近いですが
■予告
■Review
とりあえず全部を見て思ったのはとても面白かったです。原作を知る人がどう思うかは分かりませんが、個人的にはとても素晴らしい作品だったなと思います。
元々が素晴らしい漫画作品だったから面白くなるのは当たり前なんですが、現代でも通用するようなメッセージ性のある作品を現代でもより分かりやすく伝えた作りだったのも良かったです。
このアニメの世界が実は永井豪のデビルマンを皆が知っているという設定なんですよね。だから今の私たちの世界にもしデビルマンがいたらというような作り方をしてました。それを知っていた上であの惨事が起きるとなると、結局誰も信じないんだなと逆に今回のメッセージがより強く受け取れました
結局私が言えるのは皆が言ってることと同じで悪魔はより純粋で、人間の方が欲にまみれたより悪魔らしい生物だなと思いました。
結構キリスト教の話も交わってるんだと思います。悪魔と言えばキリストですし、教会や聖書、家庭がキリスタンだったり「最後の晩餐」が映ったり、あと家に飾られてる気のようなもので出来た壁画が十字架に見えたり。
ただ私は宗教とかあまり詳しくないんであまりこのことについては深くは言えませんが、なにかしら宗教的な話も組み込まれてはいそうだなと思いました。
◇人はやはり見た目で判断する
もっと分かりやすいものを言うなら「人は見た目が悪い物の言葉をあまり信じたりはしない、汚れた心の生物」というのもメッセージも受け取れます。例えば宇宙人が「友好関係を築きたい」といっても「嘘だろ!」といい戦争になる映画は何本もあると思います。
人は自分達が見たことない物や実態に恐怖を感じ、その中身や心内を見ないで勝手に決めつけたりします。それも人間の弱点であり、弱い部分にもなるところでしょう。
フランツ・カフカの中編小説『変身』という話をご存じでしょうか?ある日起きたら毒虫になっていたという話。是非読んで欲しいんですが、結局この話も見た目で判断をして家族に攻撃されたり、変わった姿に苦しみ、そしてこ見捨てた家族はなぜか優雅に暮らしてしまうという人間がいかに心が汚れた生物かを訴えてました。
それらと同じように人間は醜いものや新しいものに恐怖を抱いていて、しかもそれらが不幸でも自分だけ幸福であればいいという現代でも伝わるものを受け取れました。
なので唯一人間として愛を訴えた美樹は人間により殺され死んでしまいましたが、そう思うと愛は強いが脆いものでもあると感じてしまいました。
デビルマンも訴えて改心した人もいますが、あれは結局純粋な子供が近寄って大丈夫だから自分達も近づいたみたいたもんですからね。それでそいつらが本当に改心したのか伝わりにくいし、逆に言えば人任せだという人の弱さの一部も表現してましたね。
少し話がずれた解説みたいな感じなりすいません。
映画の全体的な部分で言うと、前回でも言いましたが絵は芸術的だし、メッセージ性のあるストーリーだと思います。
ただこれはあくまで原作をあまり知らないでアニメが好きな私の意見です。映像はかなりグロくエロい部分も多々あります。原作通りか知りませんが多少は変わってると思うので、原作ファンがどう思うか分かりません。
ただ見て損はしません。前半は王道バトルアニメみたいで面白いし、後半は強く心を撃たれるシーンがあります。今のこの時だからこそ見るべき映画だと思います。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺⚫
9/10です。
昔の漫画原作なのに、今でも伝わる大切なことを教えてくれたアニメでした。
私の解釈や感想が正しいわけではありません。どちらかというと答えのないアニメで、答えがないから様々な解釈や考えが生まれるアニメだと思いました。
是非一度見て考えていろんな人と意見交換してみてはいかがでしょうか?
はい、そんな感じで!