■予告
■あらすじ
イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅した。残されたのは、一流エージェントに成長したエグジーと教官兼メカ担当のマーリンのみ。2人は同盟関係にあるアメリカのスパイ機関ステイツマンに協力を求めるが、彼らは英国文化に強い影響を受けたキングスマンとは正反対の、コテコテにアメリカンなチームで……。
■Review
『キングスマン ゴールデン・サークル』(原題:Kingsman: The Golden Circle)は、
2015年に世界的ヒットを記録したイギリスのスパイアクション映画『キングスマン』の続編作品になります。
2018年公開作品の中で私が最初に見た作品になります。とりあえず最初は楽しく、なにも考えずに見れるような作品がいいなと思ったし、前作が好きだったので2018年トップバッタームービーになりました。
前作が好きだった為とても楽しみにしていた作品でもありましたが、とりあえず今言えるのはあまり期待し過ぎて見てしまわないように注意しましょうと言っておきます。良い部分もあって、悪い部分もあった映画でもありました。
まず前作に引き続いてアクションは素晴らしかったです。音楽に乗りながら様々なアクションを繰り広げて、いろんな道具が武器になったりという見ていて面白い部分も前作とは変わりなく面白かったです。
結構続編ものって前作で引き継ぐものが雑に扱われる映画も多いですが、この作品はちゃんと前作と続編を丁寧にリンクさせていてファンにはうれしい演出もあると思います。逆に言えば前作を見ないと分からない部分もありますが、前作はとても面白い作品ですのでこの作品の為に見る価値は十分にあります。
ただ残念だったのはこの映画が、ストーリーをあまり気にしないでアクションとして楽しめるよくある娯楽映画という形で終ってしまったのは残念でした。
コリン・ファース演じるハリーが前作で死んだと思われていましたがこの続編で復活します。別にそれは悪くはないですが、その復活したことは隠してたほうが良かったと思います。今回の作品のストーリー自体があまり衝撃な部分が少なかったのでそういう意味ではその衝撃を与えるという部分でも使えたかなと思います。
その復活を知ってしまったので出てきたとしてもあまり衝撃はなかったし、結構多くの人が言ってるので言いますがこの作品で多くのキャラクターが死にます。死にますが、見ていて続編で復活しそうだなと思ってしまうこともあったので、やはりそこは隠しておくべきだったと思います。ただ別に映画内でのこの演出は悪くはなかったし、納得のいく復活でした。
不満点としてはまず敵キャラがそこまで魅力的ではないという事。前作の敵キャラが動機はシンプルながらもとても魅力的ではありましたが、今回は冷酷という以外では特になにもなく動機で少し薄い感じだし人質をとってまでそこまですることなのか?と思うくらいです。世界を人質にとっても特にそれほど緊張感がなかったように感じました。
チャニング・テイタム演じた新キャラのテキーラというやつがいましたが、案外強いのに敵の被害にあって笑わせキャラみたいな立場にされたり、後半からずっと寝たきりになったりと彼の活躍があまり見られません。別に必要ないなと思えたキャラでした。
ストーリー自体はシンプルで見やすいんですが、メッセージ性があるようでない感じが少しむずがゆかったです。麻薬はいけないよ位はまだ良いんですが、たまに政治部分でもメッセージがありそうだったんですが読み取ろうとしても深そうでさほど深くはないって感じでそこら辺はもっと前面に出しても良かったと思います。
アクションは確かに良かったんだけど、その半端ないアクションがあった反面少し会話とかがダらついた印象もありました。2時間20分にするほどでもないから2時間くらいの方がコンパクトに感じられたと思います。
ネタバレになるからあまり語れないけど、あるキャラが裏切ります。それを最初ハリーが見破るんですがなんで見破れたのかという伏線や理由がなかったし、裏切った彼もエピソードが唐突だったのでしたね。これも含めて少し色んなエピソードがあっさり終わったりすることが多かったです。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫
6/10です。
特に深く考えないで誰でも楽しめるアクション映画かなと思います。今年の初映画鑑賞にはもってこいの作品かと思いますので色々言いましたが見ることをオススメします。
はい、そんな感じで!