■あらすじ
ケビン(マコーレー・カルキン)の家では、伯父さんの転勤にともない、パパ(ジョン・ハード)にママ(キャサリン・オハラ)、姉2人兄2人と一緒に、パリに招待されて大忙し。いとこたちも含めて総勢15人と、大騒ぎだ。出発の朝、慌ただしく家をあとにした一家は、飛行機の中でケビンを1人家に置き忘れて来たことに気付いた。大慌ての両親はすぐに家に引き返そうとしたが、あいにくクリスマス休暇で飛行機は満席、ママたちはやきもきするばかり。そのころ1人残されたケビンは、誰もいない家で思いっきり自由を満喫していた。
■Review
『ホーム・アローン』(原題:Home Alone)は、
日本でも大ヒットを飛ばしたクリスマスと言えばこの映画と言わざるを得ない作品のひとつでもあります。クリスマスの映画なのに何故か日本では時期外れの6月公開のコメディ映画です。まぁ、別に今では珍しくないですが
今日から25日のクリスマスまで、クリスマスがテーマの映画をジャンル別でコメディ、ファンタジー、アクション、ラブロマンスの4つに分けてレビューしていきます。今日はクリスマスのコメディ映画です。
小さい頃によくクリスマスになるとテレビでやってたので良く見てましたね。最近テレビでもやらなくなって気づいたら何年も見てませんでした。そんな久方ぶりに見たこの映画ですが大人になったから分かるようないい部分もあって良かったです。
まず主人公ケビンがかなり頭脳明晰な子なのにとても無邪気であるということ。子供らしい台詞、子供らしい行動が可愛らしいです。その上で「自分はもう8歳だから子供じゃない」という考えも可愛いし共感できます。やはり自分でなんでもやってみたい年ですからね
子供ならではの無邪気さとそこから出る好奇心からの行動力はとても素晴らしいし、大人でも見習いたい部分でもあります。そこにケビン自身が子供だからこそ体験できるような成長ストーリーもしっかり見られて良かったです。
最初は自由になれたことに喜びを感じてはいましたが、だんだんと家族がいない寂しさを感じ始めます。最初これを感じ始めたシーンはベッドでテレビを見ながらで随分と唐突だなと思いましたがよくよく考えるとそう思ってくるのは実は唐突に感じ始めるんじゃないかなと思い理解はしました。その後でも結構家族がいない悲しさを出していましたし、いない間泥棒から家を守る意思も持っていたので成長は見られます。
子供ならではの成長も見せていました。家族がいない間の一人の買い物やデリバリー、怖い人と思ってた人と話したり、暗くて怖かったところを克服したり子供あるあるの心の成長過程も見られました。間違って歯ブラシをお店からもってきたときに「自分は犯罪者だ」と自覚するというのも素晴らしいです。・・・なんか学校の先生みたいw
この映画はドタバタコメディーの印象が強いので子供しか楽しめないんじゃないかと思いがちですが実はそうではなく、結構大人でも見ていて楽しめたりほっこりする部分もあります。
特に子供を持ってる大人は絶対見たほうが良いです。要はこの映画は「こどもには色々となんでも一人でやってみせる」というメッセージがあったのかもしれません。気づく人には気づきますがケビンの親は特に母はとても過保護です。ケビンのすることには注意して、空港でもかなり心配してます。叔父さんや兄弟は「大丈夫」と言う人もいます。
ただやはり心配になるのは良いけど、子供を成長させたいのであれば子供を信じてなんでもやらせてみるのが一番だと言いたかったのかもしれません。ケビンは頭が良く好奇心旺盛だからおかしいと思われましたが、その力で泥棒を退治しましたからね。
ただこれを子供と見てから「ケビンもこうしたから、あなたもこうしなさい」というのはだめです。やはりあくまで映画ですので見る時は一緒に楽しんで、見終わったら「楽しかったね」くらいに済ませて後はお子さんをいつも以上になんでもやらせてみて見守るというのが良いかもしれませんね!もちろん、ラストのシーンはほっこりして感動できること間違いなしです!・・・マジで学校の先生みたいな発言だな
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺⚫
9/10です。
子供から大人も誰でも楽しめるクリスマス映画でした!ぜひ家でクリスマスを楽しむ家族の方々はこの映画を強くおススメします!ケビンから色々教えてくれる教訓もあるでしょう。本当最近テレビでやってないからまたやって欲しいなぁ・・・
はい、そんな感じで!