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映画『ARIA The AVVENIRE』 浄化アニメの劇場版。良作としか言えない!評価&感想【No.324】

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■映画情報


公開日/2015年9月26日

上映時間/60分(1時間00分)

監督/佐藤順一

製作国/日本

■予告


youtu.be

■あらすじ

水の惑星アクアを代表する観光都ネオ・ヴェネツィアを舞台に、街をゴンドラで案内するウンディーネとして働く水無灯里と仲間たちの日々を描く。

引用元:ARIA The AVVENIRE : 作品情報 - 映画.com

■Review

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ARIA The AVVENIREは、
天野こずえ原作の人気コミックARIAがアニメーションシリーズになり10周年を記念して作られた完全新作アニメ映画です。

テレビとOVAで放送されなかった原作から2本のエピソードと、天野こずえが映画の為に書き下ろしたオリジナルエピソードの計3本のエピソードで構築された映画です。

アニメはまだ全部鑑賞した訳ではないですが、私の人生のなかで好きなアニメ作品のひとつがこの『ARIA』です。今回は3つのエピソードを簡単にレビューしていきたいと思います。




capitolo1:その 逢いたかったあなたに…


主人公の灯里がアリシアからARIAカンパニーを引き継ぎ、アイがシングルになり修行してる時間軸が映画の本筋になっている。そのうち2つの話は灯里の過去の回想の話も混じりながらの話です。


その内のひとつ話は、プリマ・ウンディーネになってから灯里と藍華とアリスが中々会うことができなくなったが、短い時間ながらも会うことが出来みらくるを感じ、過去に仕事に忙しかったアリシアの誕生日の話を思い出すことになります。


アリシアが裏誕生日の日に、アリシアの友人である晃が誕生日プレゼントを持ってきたが急な仕事の為に会えなくなります。そこで灯里はアリシアを探そうという提案をする。


ただ誕生日を祝うという話ではなく、友人で仲良しではあるけど忙しくて中々会えないアリシア、晃、そしてアテナが3人で会いたいという願いとそれが実現した奇跡の話でもある。


その奇跡的な出会いには感動はするし、それぞれが隠さない感情をまっすぐ伝えてたのも美しかったです。


残念ながら2011年に亡くなったアテナ役の川上とも子さんの声は聞けなかったが、歌を歌い笑顔を見せ誕生日を祝った演出は最高だと思う。


capitolo2:その 暖かなさよならは…


シングルとして練習するアイが見知らぬ路地裏でケット・シーらしき影を発見しそれを追いかけると、自分と同じく姫屋支店とオレンジぷらねっとで修行しているあずさとアーニャに出会う。


その嬉しそうに話すアイの話を聞いた灯里は自分がケット・シーとの最後の出会いを思い出しながら話すというストーリー。


今さらですがアニメのいろんな用語を解説しないで話を進めてすいませんw
気になる方はチェックしてください。解説しながらだとかなり時間がかかるので。


ただ一応ケット・シーについて話すと、アイルランドの猫の妖精ですね。色んなゲームやアニメにも形は違えど登場はしてます。ARIA版のケット・シーは、アクアの伝説上の存在で全ての猫の王様ではあるが、灯里とはなんども会っています。ちなみに詳しい詳細は原作でも明らかにされてません。


様々な不思議なことを体験させてもらったケット・シーとのお別れ。トトロのように子供だけしか見えないというのもあり、灯里のこれからの成長を描いたものでしょう。


灯里と今の居場所の繋がりをくれたケット・シーとのお別れは確かに寂しいですが、お別れをしたからといっていなくなるという事ではない。ちゃんと繋がってると最後に灯里に青色の結晶がついた首飾りをあげます。


原作ファンなら特にこの話には感動するでしょう。


capitolo3:その 遥かなる未来へ…


最後のストーリーは映画オリジナルストーリーです。この原作にあるストーリー2つとオリジナルストーリーをうまく繋げ、納得のいく話にしたのは素晴らしいと思います。


シングルのアイとあずさとアーニャは、忙しい先輩たちに感謝を込めた「みらくる」を実現させようとします。そのみらくるの実現は水先案内店3社の先輩後輩を一同に集めたお茶会をすることです。


ネタバレすると、もちろんお茶会は成功しました。ここで変に問題が起きたり、事件が起きたりしないのはこの作品を優雅にスマートに進める為でもあるので良いと思います。映画としての盛り上がりもありますが、このアニメにはそんなものは必要ないんです。


このストーリーではアリシアがなぜゴンドラ協会に入ったのかというのと、灯里とアリシアとの出会いの話などもあります。


これに関しては是非見てほしい内容なのであまり話さないですが、ストーリーのメッセージ性としては人と人との繋がりの素晴らしさ、別れるのは確かに寂しいけど寂しいと思うのはその人のことを特別な存在と思えるからというのが映画の中で分かります。


2つのストーリーを最後のストーリーでしっかりとまとめていて、ARIAファンなら納得のいく素晴らしい映画だと思うでしょう。




映画としてはどちらかというと原作ファン向けではあります。ただ初心者がこの映画を見たとしても、今までのアニメシリーズが見たいと思えるかもしれません。


映画としての区切り部分が少し下手なのかな?とは思いました。次の話の始まりに今までのオープニングテーマが流れるのは嬉しいですが、やはりもう少し流れをよくして欲しかったですかね。


で。レビューとは関係ありませんが…





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このアリシア可愛すぎでしょ?!




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このアテナの笑顔も良いですねー
ちなみに私このARIAシリーズはアテナ推しではありますが、彼女の笑顔が見れたのは本当良かったです。大画面で見たかった…www


■評価


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最終評価は・・・




☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫

8/10です。

 


映画の大画面で見るような映画作品ではありませんが、今までのARIAシリーズ同様に良い話が詰め込まれた作品だったと思います。

是非原作ファンもそうでない方も一度見ることをおすすめします!





はい、そんな感じで!