■予告
■あらすじ
人が眠っている間にその潜在意識に侵入し、他人のアイデアを盗みだすという犯罪分野のスペシャリストのコブは、その才能ゆえに最愛の者を失い、国際指名手配犯となってしまう。そんな彼に、人生を取り戻す唯一のチャンス「インセプション」という最高難度のミッションが与えられる。
■Review
『インセプション』(原題:Inception)は、
『ダークナイト』や『ダンケルク』など手掛けるクリストファー・ノーラン監督によるオリジナル脚本で描いたSF映画です。
第83回アカデミー賞では作品賞、脚本賞などノミネートされ、撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞を受賞しました。また日本での撮影も行われハリウッドで活躍してる渡辺謙も主演してます。
マーベル映画の『ドクター・ストレンジ』のレビューの際にこの映画の映像とほとんど似ているとは言いましたが改めてみるとその似てる部分は序盤とかそこらへんくらいではありましたw
ただその序盤の街が逆さまになってたり鏡でつないだ道が本当の道になったり、廊下でぐるぐる回りながら戦うシーンなどは見ていて楽しいです。2010年の作品でもう7年前の映画にはなりますが、全くその映像は衰えていませんでした。
ただ個人的にですが、個人的にアクションはとても面白かったんですが本題のストーリーが少し退屈ではあったなと思いました。この映画を見終わってレビューとか見ると高評価なのが少し驚きではありました。
映画のストーリーに「アイディアを盗む」という仕事をする人たちがある標的に別の考えを植え付けるミッション「インセプション」をするという流れや構想はとても面白んですが、なにがアレってとにかくキャラクターが説明し過ぎなんですよ。
夢に入っては、相手のアイディアや情報を盗んで、夢の中で色んなものを建設したり想像出来たり(さっきの廊下ぐるぐるとか)、それでまた夢の中で夢を見れて、現実の時間が夢の中と比べると遅くなったりとなんでもアリです。
そのなんでもアリの世界だから、色々と情報が入ってきてしまって前半その設定が面白かったのに後半からまた色んな設定が後付けしたかのようにどんどんやってきます。そうしたストーリーや映像が大規模過ぎてしまい、少しごちゃごちゃした内容になってたなと思いました。
その内容や世界観の説明もキャラクターが色々と説明しては戦うだけなので、あまりキャラクターに感情移入できなく好きなキャラや印象的な人がこの映画にいなかったのも残念です。
俳優の演技には別に申し分はないですが、一人言うなら主演のレオナルド・ディカプリオの演技は何か悲しいときや葛藤してるときに眉間にしわを寄せる演技だけしかやってなかったように思えます。主演なのにあまり印象に残らない演技でした。
監督の作品の『メメント』や『ダンケルク』みたいにもっとこの映画はシンプルでも良いと思います。映像の良さは置いといて、話の規模がでかくキャラがダラダラと説明して時間を延ばしてるだけではあったので、もっと短くできたんじゃないかなと思いました。
結局この映画は「よくわからないけど、面白かった」で終りそうな映画だと思います。大好きなクリストファー・ノーラン映画ではありますが少し残念です。
☺☺☺☺⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
4/10です。
私のようにこの映画を少し酷評してる人はわずかだと思います。まだ見てない方は一応見てみてはいかがでしょうか?
はい、そんな感じで!