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映画『タイタニック』評価&レビュー【Review No.300】

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■映画情報


公開日/1997年12月20日

上映時間/194分(3時間14分)

監督/ジェームズ・キャメロン

製作国/アメリカ

■予告


■あらすじ

1912年、イギリスのサウザンプトン港から豪華客船タイタニックが処女航海に出発した。新天地アメリカに夢を抱く画家志望の青年ジャックは上流階級の娘ローズと運命的な出会いを果たし、二人は互いに惹かれ合う。そこにはローズの婚約者である資産家キャルや、保守的なローズの母親などの障害が横たわるが、若い二人はそれを超えて強い絆で結ばれていく。しかし、航海半ばの4月14日、タイタニック号は氷山と接触。船は刻一刻とその巨体を冷たい海の中へと沈め始めていた……。

引用元:タイタニック - 作品 - Yahoo!映画

■Review

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タイタニック』(原題:Titanic)は、
実際に起きたタイタニック号での沈没事故を舞台にしたラブロマンス映画。オリジナルキャラ中心ではありますが実在した人物も登場したりします。数多くのタイタニックの映画はありますが、これが一番有名でしょう。

1998年のアカデミー賞において、作品賞や監督賞、撮影賞の他11部門を受賞しました。





「なんで今さらタイタニックのレビューなんだよ!タイタニック説明はもう不要だろ!」という声が聞こえてきますが、今回レビュー数が300も行きまして折角だから華のあるものにしたいという事で今回この映画にしました。


一応タイタニックについて話すと、小学生や中学生の頃は良く見てました。と言ってもDVDではなくたまにやるテレビ放送で見ていました。やはりあまりにも長いので2夜連続で2部作に分けて放送していた記憶があります。


それから約10年くらい見てませんでしたね。良い映画だという記憶はしっかりとありましたが、10年も歳月が流れると改めて傑作映画だと分かりますし、別の見方かできるようになりました。


まずキャラクターが素晴らしいです。全員が個性的で印象深いキャラクターをしてました。主人公二人以外のキャラクターが好きな部分も見えて嫌いな部分も見えるというのはまた良いです。


ジャックとローズなど映画ではオリジナルキャラもいます。その当時の乗客を知らないからというのもあるとは思いますが、オリジナルキャラがいたとしても当時こんな人がいたのかと思わされました。


序盤での沈んだタイタニック号のシーンは好きでした。調査をしていくと部屋やピアノから微かではありますが人の声がしたり、ピアノの音がします。きっと亡くなった人たちがそこにいると考えさせられます。


前半部分ではラブロマンス映画です。貧困のジャックと富豪のローズが恋をする話ですね。格差社会の恋愛映画は何個か出てますし、何度も見ましたがこの映画がどれだけ格差の恋愛が難しいか分かります。また船という近く狭い空間ですので、そのヒシヒシ感がより伝わります。


個人的にはジャックはこの映画で一番好きなキャラです。富豪組と食事をする際、自分の生き方について話すシーンでは色々と勉強になりますし、共感できました。それを否定はしない富豪の人たちもいたくらいですからね。


その後のローズが貧民組とのダンスシーンも好きです。というのも今のこうした格差社会の恋愛ではあまり無いですが、お互いの世界を知るというのは良い演出ではないのかなと思います。富豪がどれだけ堅苦しいか、貧民が貧しくともどれだけ楽しそうに生きるか視聴者にもより分かります。


それがあったからジャックとローズの絆や関係性がハッキリと深いものだとわかりますし、二人の行動に応援したくなります。




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さて後半からはうってかわって、タイタニック号が沈没するパニック映画に切り替わります。まぁ、変わると言ってもストーリーの主軸は変わりませんが。


この後半部分は不謹慎に聞こえますが、私の中では結構好きです。盛り上がるからという理由は別に色々と見えてくる物がありました。それを順番に説明していきます。


まず、タイタニックが沈む様は圧巻でしたし恐ろしいです。巨大な船が段々と沈む所や、逃げたとしても0度以下の海水に逃げなければいけない、しかも周りは島や大陸も見当たらない広い海の真ん中に取り残されるという恐怖と悲惨さが伝わります。


タイタニックの沈むときの緊張感や恐怖感の演出も素晴らしいです。怖い音楽は流れてはいますが、結構小さいんですよ。その代わり船がきしむ音や水の音、なにかが壊れたり破裂する音でより緊張感を高めていました。


そして何よりこの後半での人の写し方が素晴らしいです。最初は落ち着いてはいたのに、助かりたいあまりに段々と人が混乱していきます。
今のような助け合いの美学を撮した訳ではなく、人が混乱すると自分が助かりたいという気持ちになってしまう人の恐ろしい部分も見えました。




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映画としては恋愛映画、パニック映画、伝記映画として見れますが私個人としてはヒューマンドラマ要素が強いのかなと感じました。


それが強かったのは後半からで、さっきも言った通りパニックになると人はかなり混乱するし、職や礼儀なんて関係なくなる部分も見えてきます。ここでまず安全だから大丈夫だと思い込む人の心理や、パニックになると人は恐ろしくなるという教訓を教えてくれます。


そしてそんな最中ジャックとローズ意外にも色んな人たちのドラマがありました。ローズの婚約者やジャックの友人たち、さらには実在した船長や最後まで演奏した演奏隊など彼らの信念や生き方も見れます。


さらに居たであろう犠牲者たちにもワンシーンくらいではありますが彼らの最後やその心情も見れます。ベッドの上で供に死を覚悟した老人夫婦や、子供たちが寝るまで物語を聞かせた母親など、色んな人たちが色んな物語があったとわからせます。


なので恋愛映画やパニック映画としても面白味はありますが、タイタニックでどんな生き方をしてどんな最後を迎えたかを捉えたヒューマンドラマにも見えました。


もちろんローズが本当の自由とは何か探したり、ジャックと通じて自分の心の成長を描いたドラマでもあります。そしてそんな二人のラブロマンスも素晴らしく描かれており、感動できる作品でしょう。


最後まで人が溺れる様、凍えて死んでしまうシーンや、凍えて死んだ人たちを見せたりと絶対にこんな事故はあってはならないし、人との助け合いがとても大切だというメッセージのこもった映画でもありました。(赤ちゃんが凍ってるシーンは今でも衝撃です。)


どんな見方をしてもより楽しめます。3時間という長い映画ではありますが、あっという間に感じた映画でした。


■評価


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最終評価は・・・




☺☺☺☺☺|☺☺☺☺☺

10/10です。

( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

 


傑作です。見ることを強くオススメします。

恋愛映画としても、パニック映画としても素晴らしいできです。ヒューマンドラマの話はあくまで私が見て感じたことなので人によって違うとは思いますが、こういう見方もあるよとだけは頭の片隅に入れて見ると面白いかなと思います。

そしてこれからもレビュー数400、500、1000とお付き合いお願いしますm(__)m





はい、そんな感じで!

それでは!