■予告
■あらすじ
江戸川コナン(工藤新一)とあわせて東西の高校生探偵がそろい踏みする。ある日、大阪の日売テレビで爆破事件が発生。局内では日本の百人一首界をけん引する「皐月会」が開催する皐月杯の会見収録が行われており、現場はパニックに。そこに居合わせ、崩壊するビルの中に取り残された西の名探偵・服部平次は、駆けつけたコナンに間一髪で救われる。テロのようでありながら、犯行声明もない爆破事件に違和感を抱くコナンと平次だったが、そんな騒動の中、コナンは平次の婚約者だという女性と出会う。
■Review
『名探偵コナン から紅の恋歌』は、
青山剛昌の人気コミックをアニメ化した「名探偵コナン」の劇場版21作目の作品。
また興行収入は前作の『名探偵コナン 純黒の悪夢』を越え、歴代第一位を記録しました。
このブログでは初めてコナン映画をレビューするので軽く話すと好きなコナン映画は『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』『名探偵コナン 迷宮の十字路』は良く見た作品で大好きです。
『名探偵コナン 紺碧の棺』『名探偵コナン 11人目のストライカー』『名探偵コナン 異次元の狙撃手』などは嫌いな作品で、最近ゲスト声優が犯人だったり近いものになるパターンが多くなって衝撃はありませんでした。
なので少しコナン映画からは離れてはいましたが、今作は中々面白そうだったので鑑賞しました。話が長くなりましたがレビューに入ります。
まずコナン映画ではおなじみの映画に起用するタレント声優についてからお話しします。今回のタレント声優は女優の吉岡里帆とお笑いタレントの宮川大輔です。宮川大輔に関しては他の映画の吹替に出ていることもあり聞いててイライラしませんでした。
吉岡里帆に関してはあまり彼女の演技を多くは見ていませんが一応聞ける範囲です。聞ける範囲だけであって所々「ん?」ってなるところもありますが、叫ぶシーンとか普通に良かったので良いでしょう。
なので前提的に見ても今回のタレント起用した声優はハズレではなくむしろ当たりと言っていいです。しかも今回の舞台が関西だけあって今回のタレント声優や映画オリジナルキャラの声優も関西出身に固めたのはとても良いです。
映画に関してはコナン映画では珍しく季節を秋にした映画ではありましたが、その秋の夜景の描写や紅葉のアニメーションなどは美しいです。
ストーリは意外と普通ではありますが楽しめました。ストーリーの中身云々よりかはそのストーリー構成が面白いのかなと思います。事件を追う時と、百人一首の大会やその練習が同時進行で流れていて、ラストの決勝戦でつながるという言うのは面白いです。
そのクライマックス部分は音楽も良かったし、平次がどれだけ和葉を想っているか分かるシーンやセリフには男性の私も惚れます。もちろんクライマックスだから盛り上がりより面白さは上がりました。
不満点は何点かあります。まずこの映画の作画です。さっき秋の描写は良いとは言いました。もちろんそれは良いし、事件でのアクションとかのシーンはとても良いと思います。ただ普通の日常でのシーンで結構作画の崩壊や手抜き部分が見られました。落ちたペットボトルはなぜか消えるし、机の大きさが統一感なかったりと気になる部分が多かったです。
そしてこのアニメの作画ですが正直劇場版で公開されるようなレベルではないです。映画としての作画のクオリティーとうより、普通にアニメで放送されるレベルの作画です。ちょっと必要ないにせよ、映画版ですからもっと作画だけでもなんとかしてほしかったです。
一番気になるのは平次とコナンがバイクで一緒に乗って走ってるのに、なんで普通のボリュームで喋れるんだろうという事。普通だったらかなりの大声でなければ聞こえないはずです。けど彼らはバイクで走ってるのに普通の会話レベルの音量で話していました。アニメだから仕方ないだろという意見もあるとは思いますが、アニメでもさすがにこれはおかしいし、『名探偵コナン 迷宮の十字路』でも同じようなシーンがありましたが確か大声で話してました。
ストーリーもさっき言った通りどちらかと言えば普通なんです。で、普通で終るんです。特に特別驚くような部分はないし、心に残るようなものもありません。あるとしても本当にクライマックス部分だけです。平次と和葉の話をもっと入れても良かった気がします。
で、これは本当にどうにかしてほしいんですが、脇役の子供が本当棒読み演技なのがコナン映画で一番気になるんです。今回男の子たちはまだ聞ける範囲ではありましたが、問題は女の子。映画のキャラが中学生くらいなのに、声が明らかに小学校低学年くらいの女の子なんですよ。キャラに合わないし、女の子全員棒読みなんで結構これで映画を壊してました。
☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫
6/10です。
期待してた以上の映画ではありませんでしたが、全体的に見ては誰でも楽しめることが出来る映画だと思います。好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いという人も出てくるような映画でしょう。
お休みの日に誰かとのんびり見る分には十分な映画だと思います。
はい、そんな感じで!