■映画情報
公開日/2017年6月24日
上映時間/96分(1時間36分)
監督/ザック・ブラフ
製作国/アメリカ
■予告
■あらすじ
ウィリー、ジョー、アルの3人は平和な老後生活を送っていたが、40年以上勤めていた会社の合併によって大きく変わってしまう。突然の年金打ち切りで会社から見放され、銀行からも冷たくあしらわれてしまった彼らは、今までの生活を取り戻し、家族と幸せに暮らすため、まさかの銀行強盗という命がけの大勝負を決意する。
■Review
『ジーサンズ はじめての強盗』(原題:Going in Style)は、
モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンという3人の豪華オスカー俳優が今までの生活を取り戻すために銀行強盗をする老人を演じたコメディ映画です。
また本作は1979年に公開された『お達者コメディ/シルバー・ギャング』をリメイクした作品でもあります。
まず良かっ点を話します。
オスカー俳優のモーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンの演技は良かったです。上手い下手と言うよりかは、この現役バリバリな俳優人が日常にいそうなおじいちゃんを演じてる時点で面白いです。
映画全体としてもただおじいちゃんが強盗をするだけと言う話ではなく、年金問題や社会問題も絡んでいてそれがしっかりと作りこまれていたのには意外性はありました。
真面目に働いていたのに社会は自分たちに対して冷たく扱ったり、年金が止められて銀行が自分たちに手を付けてくれなかったり、それで色々と生活に困ったりと今の社会を訴えてる部分もありました。
こうした社会部分は日本でも共感できる部分だと思います、私みたいな若い人にはあまり想像は出来ませんが、今後年齢を重ねたらこうなるのかなという気持ちにもなりましたね。
そしてここから年金を人生分奪おうと奮起するおじいちゃんたちには応援したくなりましたし、強盗の手順や強盗の方法を教えるシーンや、強盗してからの警察にアリバイ説明をするシーンは見ていて面白かったです。
不満点を言うなら、この強盗手順の説明やアリバイ説明なんかは後半から出てきます。メインとなる強盗も後半からです。だから前半は結構退屈ではあったなと思いました。途中のスーパーでの万引きシーンがなければもっと退屈だったと思います。
というのも前半でさっきの年金問題や社旗問題の話が結構説教臭うスローペースで話していたり、おじいちゃんたちのキャラクター紹介や友情関係を話していました。別にそれを見せるには良いんですが、前半が思ったよりもペースが遅いので退屈に感じます。ここら辺は人それぞれでしょう。
おじいちゃんたちの演技は素晴らしいんですが、ちょいちょい出てくる他のキャラクターたちが少しアニメっぽい部分はありました。特に出てこなくてもいいようなキャラクターもいました。そのキャラとおじいちゃんの絡みがあって映画が遅く感じた理由でもあります。
ただ、べつにそこまで真剣に見るような映画でもないと思います。ただゆったりと見れるような映画だと感じましたね。私はビールを飲んでほろ酔い状態で見ましたがそれくらいがちょうどいいと思います。
なのでこの映画を見る時はビールをもってゆったりと見ましょう。未成年の方はジュースにしましょう。
☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫
6/10です。
別に全体を通してもつまらないという訳でもないし、好きな人は好きになれる映画だと思います。
休日に一人でのんびりと見るには良いかもしれません。
はい、そんな感じで!