■予告
■あらすじ
盗み出した大金がゴート札と呼ばれる偽札であることに気づいたルパンと次元は、ゴート札の秘密を探るため、カリオストロ公国へやって来た。そして謎の男たちに追われていた少女クラリスを助けるのだが……。
■Review
『ルパン三世 カリオストロの城』は、
1979年に製作・公開された『ルパン三世』劇場用映画にした第2段作品。
原作はお馴染みモンキー・パンチ原作の同名人気漫画
今年の2017年に体験型上映システムMX4D版が公開されました。
そしてこの作品が宮崎駿の初監督作品になります。
子供の時によく見ていたアニメ映画のひとつで、改めて大人になって見てみました。
昔は好きな作品だったけど、この年になると以外と不満点があったのには驚きましたね。
良い部分をいうと宮崎駿らしいキャラクターの濃さや音楽の使い方、アニメーションは素晴らしいです。
今と昔で作り方が然程変わらないのはすごいです。
70年代のアニメ映画ですが、ドタバタしたコメディな部分は見るだけでも笑えるし、アクションもアニメらしい部分があるなかに時々真剣な部分もあって見ていてあきません。
飛行機や銃の音もリアルで良かったです
音楽の使い方も面白く、映像に合った音楽の使い方はしますしひとつひとつに緊張感や楽しさがあるものだと思います。
映像と音楽が合わさり見ていて楽しいと思えたシーンはルパンがカリオストロ城へ向かってクラリスのところまで行くシーンは良かったです。
不満点は何個かあります。
かなり個人的ではありますが次元と五ェ門があまり多くでないということ。小さい頃からこれは不満点ではありました。
確かにルパンとクラリス中心の物語ではありますが、次元と五ェ門もメインキャラだし、峰不二子や銭形が多く出てて彼らがあまり活躍を見せてないのはもったいないなと思います。
それでいて彼らの戦闘シーンも少し微妙な感じで終わった感じがしました。
昔のアニメーションだから仕方ないとは思いますが、時々少しここは可笑しいなと思う作画(?)もありました。
いつ用意したか分からない服をいつの間にか着ていたり、違う場所で脱いだはずの服をいつの間にか着ていたり、ちょっと服の事ばかりですが細かい部分を見てしまうとそういうのは気になってしまいます。
脚本も子供のころは気にはしませんでしたが、今見てみると矛盾する部分があったりします。
例えば奪った札が偽札だと分かってルパンたちが放り投げる最初のシーンから、なぜか偽札のありかを探しにカリオストロに行き、最後には不二子が奪った偽札をルパンが欲しがる一連のシーンがあります。
最初に放り投げておいてなぜ急に偽札に興味を示したのか分かりません。
他のシーンの脚本も矛盾する部分はあるし、ミステリー的な部分も急に伏線的な部分が出てきたり、伏線が敷かれてないのに後付けたような真実が明確になったりして、正直見ては楽しいですがミステリーとしてはあまりドキドキはしませんでした。
なんでこうなったか一応調べたら、簡単に言えばどうやら脚本を書く人が結構大勢いたらしくそれで矛盾が生じたり、ちょっとばらつきのある話になってしまったらしいです。
詳しく書くと長くなるので気になる方は調べてください。
けど、実際にこの年になってみても普通に楽しめたし、個人的には傑作とは言い難いですが誰でも楽しめる娯楽映画の金字塔ではないのかなと思います。
☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫
6/10です。
ルパンシリーズが好きな方も、そうでない人でも普通に楽しめる映画です。今の時代に見てもちゃんと楽しめるようにはなっています。
わたし事ではありますが、10月25日に無事に誕生日を迎えました。特にブログでこれっというものはしませんが、これからも映画レビューの方を頑張って書いていきたいと思いまうのでよろしくお願いします!
はい、そんな感じで!