■映画情報
公開日/2017年4月22日
上映時間/139分(2時間19分)
監督/大友啓史
製作国/日本
■予告
■あらすじ
川本3姉妹との出会いから1年がたち、今年も獅子王戦トーナメントが始まるが、最高峰を目指す棋士たちには、さまざまな試練が待ち受けいた。一方、川本家に3姉妹を捨てた父親が突然現れ、耳を疑うような要求を突き付けてくる。
■Review
『3月のライオン 後編』は、
羽海野チカさんの同名人気コミックを前半と後半の2部に分けて実写映画化した作品。
今回はその後編です。
前編の方も鑑賞してレビュー済みですので良ければ見てください。
正直言えば後編より前編の方が私は好みです。
前回の良い部分が減速して悪くなっている感じがしたし、後半のラストに向かう感じが少しまとまり過ぎだなと思いました。
簡単に言えばこういう感想にはなりますが、細かくレビューします。
良い所と大体悪い部分は前編とほぼ同じです。俳優の演技が素晴らしいし、逆に言えばナレーションも多いです。
さらに言えばこのナレーションが前編より多くなった感じがしましたし、少しポエムぽくって聞いてて恥ずかしいセリフもありました。
キャラクターのセリフも漫画やアニメでは可笑しくなくても、実写だと現実実がなくって名言だろうとも聞いてておかしい部分はありました。それがなぜか後編だと多く感じたし、より気になりだしました。
一応言うならこの映画を見る前に前編は見てください。前回までのあらすじとかありません。
けど見てからでも主人公が自分自身を紹介する部分があります。それを見ても前回見た人は映画の全体の部分は分からないし、知ってても「分かってるよ!」としか思えないので結局どっちにしてもマイナスです。
前作に出ていたはずのキャラの何人か私だけかもですが忘れていました。最近見たばっかなのに忘れてました。
まぁ、これは本当に私くらいかもしれませんが、けど忘れるという事はどうでもいいキャラがいたという事でしょう。
今回は三姉妹の話がありました。けど思ってたよりもこの三姉妹の話が多すぎて他のキャラのストーリーや解決など凄く影が薄くなってました。
あれだけ印象強かった他のキャラの話が薄いと結構退屈でもありました。
しかもメインである将棋の話も薄いです。人間の心の成長を描いてるのは分かりますが後半に三姉妹の話を持っていきすぎてバランスが悪いです。
あとは…
神木隆之介演じる主人公の行動でしょう。
ある人物が現れて三姉妹に危機が訪れます。
主人公の少し内気な感じからして急に色々喋りだしたり、感情的になったりとかなり急に現れます。
そうなった理由がラスト辺りに主人公の口から言いますがそれがなかったら察することができませんでした。
三姉妹も三姉妹で「助けて」みたいなことを言ったわりには、助けた主人公に「帰って」と少し勝手すぎで見ていて腹がたったことがありました
ごめんなさいちょっとネタバレしますと、
主人公が最後人との関わりに気づくシーンがあります。
正直それに気づいてるシーンはあまり感動しません。
見ているこちらとしては前編でも同じようなメッセージは詰め込まれてたし、そういうようなシーンも何回も見れます。
確かに人間そういうのってあまり気づきにくいですが、ただ映画がそれを押しすぎててしつこく感じました。
映画全体が淡々としていて、こういう内容ですから結構2時間弱という時間は長く感じました。
もう少し短くするか、3部作くらいにした方が楽しめたと思う
ポスターで「ついに完結」と堂々と書いてますが、
原作は続いてるし映画も売れてはいたからきっといつか続編作りそうな気がしました
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
4/10です。
実写としては完成度はいいですが、全体としてのバランスが悪くまとめ過ぎな映画だと思いました。
好きな人は好きになれる作品だと思うので観てはいかがでしょうか?
はい、そんな感じで!