■予告
■あらすじ
女子高生のユウナは、通学途中の電車で見かける他校の男子生徒ハルに片思いしている。車内でハルを見かけるだけで幸せを感じるユウナだったが、ある朝、目を覚ますと何故かハルが隣で眠っていた。さらに、ハルにはつらい過去があることがわかり……。
■Review
『通学シリーズ 通学電車』は、
小説投稿コミュニティ「E★エブリスタ」発の大ヒット小説「通学シリーズ」を実写化した作品です。
時間があまりない日に何かパッと見れるのが良いなと適当に選んだ映画を鑑賞しました。
まぁ適当という言い方もヒドイですがw
ただあまり期待しないで見ましたが、本当に期待しないで見ないで正解でした。
期待しないでは見ましたが良い部分は一応あります。
まず映像は綺麗だったと思います。少しナチュラルな映像の色使いは邦画の中では珍しいしとても神秘的なこの作品とマッチしていたと思います。
それから設定は面白いと思います。
千葉雄大演じるハルが自分の現実逃避した心が実態になって主人公の元へ行き心を取り戻すというコンセプト自体は面白いと思います。
ただこれに関してまず言うなら部屋から最初出られなかったのに段々と進める場所が出来てそれは心の成長を表しているというのは分かりますし、面白いです。
ただ途中主人公のお母さんに姿が見えた理由が全く分かりません。なぜお母さんに見えたのか「ただ笑わせる為」以外の理由が欲しいです。(まぁ、別に笑えませんでしたが)
良い部分はそれくらいです。あとは大体不満点を語ります。
まず最初にナレーションが多い。これは本当邦画でよく見て私が嫌いなパターンですが、なんで映像や演技で見て分かるものをわざわざナレーションにするんでしょうか?
今の自分の気持ちだったり、状況説明だったりとこの映画全体的にナレーションに頼りすぎです。だからキャラがいうセリフもテンポが悪く感じるし、話している部分が可笑しくなる時がありました。
あとは全体的に演技が下手です。千葉雄大は演技の使い分けがまだ出来てたし部屋にいる時は可愛かったのでまだ許せますが他はただ下手。
松井愛莉はなんかずっとメソメソしていてうれしい時泣きそうな顔何であまり松井愛莉のキャラにはついていけません。
まぁ彼女の方はまだ良いとして問題は阿部菜渚美です
彼女はとにかく怒るときも下手、泣くときも下手、全体的に演技が下手です。とりあえず形だけ見せてるような感じが嫌でした。
てか彼女の演じたキャラもムカつけば主人公にビンタをするという色々と凄みを感じる女性です。
しかも阿部菜渚美の顔自体が前田敦子にかなり似てるので、泣くシーンの時なんかは「私のことは嫌いでも、AKBは嫌いにならないでください!」とか言いそうでドキドキしましたよ
これが前田敦子
で、これが阿部菜渚美
ついでにこれはキンタロー。
うん・・・。似てるわ(棒)
あとツッコミ部分を言うならなんで足を大きくケガした話しかしてないのにハルは大きな病気にかかっている設定になるのか。
「ユウナ(主人公)のせいだ」と前田敦子似の方は言いますが、別に主人公のせいではなく明らかに脚本のせいです。
あと痴漢にあって落ち着かせる為に座らせる場所が椅子じゃなくて駅のホームのいろんな人が行き来する階段とかだったりとか脚本から演出まで色々とツッコミたくなる部分が沢山ありました。
特にラスト分くらいはもう映画じゃなくて下手な演技をする俳優たちのボロッボロの脚本で繰り出すコントを見ているようでした。
少しネタバレすると前田敦子似の方が自殺をしようとして吉沢亮が助けます。これに関して記事に書きたいんですがもしかするとファンから叩かれそうなので今回は言いませんが、とにかくやり取りが色々と面白いです。
とにかくそんな設定は良いのに、下手な演技とツッコミ所のある脚本のせいでコントみたいになった笑えるクソ映画とだけ言っときましょう。
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1/10です。
0点にしようか考えましたが設定、ストーリー、映像は良かったのでこの点数にとどまりました。
正直あまりおススメはしませんが千葉雄大の可愛い一面を見たい方にはおススメかもしれません。
この映画の後に『通学途中』という続編みたいなものはあります。
それをいつ見るかは他に見たい作品があるからまだ決まってませんが、いつかは見ようと思ってます。
はい、そんな感じで!