■映画情報
公開日/2014年10月4日
上映時間/108分(1時間48分)
監督/ジョナサン・クレイザー
製作国/イギリス
■予告
■あらすじ
スコットランドの街で、とあるセクシーな黒髪美女に誘惑された男たちが次々と姿を消していた。彼女の正体は、地球外生命体で、はじめのうちは無表情のまま男たちを捕食していくが、顔に障害を持つ孤独な男との出会いをきっかけに人間的な感情に目覚めていく。
■Review
『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(原題:Under the Skin)は、
ミッシェル・フェイバーの同名小説を原作にしたSFスリラー映画。
アベンジャーズシリーズで有名な大女優スカーレット・ヨハンソンの初のフルヌードに挑んで話題にもなった作品です。
レビューサイトを見ると点数が半分以下とかなり評価が低い映画だと驚きでした。
個人的にはとても大好きなタイプの映画でした。
というのも、実際これは万人受けはしないし普通に全国公開されてる映画とくらべてしまうとかなり嫌いという人が多いというのも分かります。
スカーレット・ヨハンソン演じる女性はその自分の魅力を使い男性たちを虜にして消していきます。
あらすじでは宇宙人扱いになってますが、実際スカーレット・ヨハンソン演じる女性は何者でどこから来て何の目的でそんな行いをするのか一切説明されません。
また、スカーレット・ヨハンソン自体もそういうことは人には語らないし虜にする男性以外はしゃべりません。
そもそも映画自体が台詞が少ないし、映像だけで勝負している映画ではあります。
そういう説明なしで意味が分からなく難しい内容だからつまらないという意見が多く見えます。
それは別に否定はしませんし、気持ちは分かります。
しかしそういうナレーションや台詞で説明する所を映像で見せて視聴者に身を委ねる映画の方が私は大好きではあります。
なので個性的な映画だから好き嫌いは別れますが、私のように視聴者に委ねる系映画が好きな方や変わった映画が好きな人には強くオススメできる映画ですし、傑作だと思えるでしょう
映画としては「人が見た目で判断をする」というのを宇宙人の目線で描かれていました。
そういう人間の本質的な部分を捉えていて、かなり惹き付けられました。
また顔に障害を持つ青年を誘い込んだとき女性は心に変化が現れます。
そういうのも説明はされませんが、それが優しさに触れたのか。はたまた人間の不条理な社会を分かったか知りませんが人間とは何か興味を持ちます。
全体的に気持ちや行動がスカーレット・ヨハンソンの演技力と顔ですべて伝わりますし物語ります。
映画全体としては音楽は緊張感高まりますし、映像は美しく素晴らしいです。
特に男性たちが沈み、捕食されるシーンは中々見ごたえがあります。
さっきも言いましたが好き嫌いは別れます。
しかし内容やストーリー、ラストに至るまで強烈な映画になっていた素晴らしい映画だと私は思います。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺☺
10/10です
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
作家性の強い作品ですが見て損はしませんでした。
なんか色んなレビューサイトであまり評価されてなかったのは寂しいですね。
はい、そんな感じで!