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映画『LION ライオン 25年目のただいま』評価&レビュー【Review No.271】

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■映画情報


公開日/2017年4月7日

上映時間/119分(1時間59分)

監督/ガース・デイビス

製作国/オーストラリア

■予告


■あらすじ

1986年、インドのスラム街で暮らす5歳の少年サルーは、兄と仕事を探しにでかけた先で停車中の電車で眠り込んでしまい、家から遠く離れた大都市カルカッタコルカタ)まで来てしまう。そのまま迷子になったサルーは、やがて養子に出されオーストラリアで成長。25年後、友人のひとりから、Google Earthなら地球上のどこへでも行くことができると教えられたサルーは、おぼろげな記憶とGoogle Earthを頼りに、本当の母や兄が暮らす故郷を探しはじめる。

引用元:LION ライオン 25年目のただいま : 作品情報 - 映画.com

■Review


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『LION ライオン 25年目のただいま』(原題:Lion)は、
5歳にインドで故郷から1000㎞以上離れた場所から迷子になり、それから25年後Googleアースを使って故郷を探しだしたサルーの実話を映画化した作品。

日本でも様々なバラエティー番組で取り上げられたので知っている方もいるでしょう。

また2017年アカデミー賞では『ラ・ラ・ランド』『ムーンライト』と並び作品賞にノミネートされました。





この映画とこういう事実があったことはアカデミー賞の発表前までは知りませんでした。
知った後にはとても良い作品だろうなというのが伝わりました。


見終わった後はやはり良い作品でしたね。
映画の構成としては幼少期の頃の前半と大人になった後半で別れていました。


前半ではなんでサルーが迷子になってしまったのか、どういった経緯でオーストラリアの夫婦と巡りあったのかという経緯を丁寧に見せていました。


とにかくサルーの子供の頃を演じた子役の演技がナチュナルで可愛らしい印象だったのは深く覚えてます。
その当時のインドの暮らしだったり、闇の部分も見せていて子供だからとても恐ろしい経験をしたんだと可哀想に思います。


オーストラリアの夫婦を演じたニコール・キッドマンとデビッド・ウェナムの演技も素晴らしいです。
ニコール・キッドマンは最近見てませんでしたが、やはり演技は素晴らしいなと改めて思いました。
表情だけでどんな気持ちなのかすぐに分かります。


この前半部分がとても素晴らしく出来上がっていて良い流れだなと思いました。




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後半からはGoogleアースを使い故郷を見つける話になります。
それだけじゃなくて、過去の話や家族のトラブルだったり、学校生活、恋愛なども色々含まれています。


正直言えば前半の方が印象深く、ラスト10分くらいを抜けば後半はあまり印象的ではありませんでした。


結構モタモタしてた印象がありました。
過去の自分の回想部分とか出てきてサルーがどんな気持ちか表したかったと思いますが、それが無くても前半で十分見たので気持ちは分かります。
それのせいでラストまで伸ばし過ぎたなという印象でした。


個人的にサルーの彼女のルーシーはこの映画のストーリーなら必要性はないです。
本当なら色々支えてくれたかもしれませんが、映画として見るなら特にコレと言ったことはしないからあまり必要ではありませんでした。


ただそれを踏まえても俳優の演技力、音楽、そして映画全体の雰囲気や演出で後半もカバーをしてくれたので全体として見るなら良い映画だと思います。


個人的にこの映画の『ライオン』というタイトルの意味を知った時には鳥肌が立ちました。


■評価


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最終評価は・・・




☺☺☺☺☺|☺☺⚫⚫⚫

7/10です。

 


なにか感動したいなという時に見れる良い作品だと思います。


非現実的な出来事だと思いますが、これが現実に起こったと思うと本当にサルーはよく頑張ったなと思える作品でしょう。





はい、そんな感じで!

それでは!