■予告
■あらすじ
麻薬王が支配し、ギャングや殺し屋、ドラッグの売人の巣窟となっている高層ビルに、ジャカルタ警察のSWATチームが強制捜査に入る。しかし作戦の情報は筒抜けになっており、20人の隊員は無数のギャングを相手に激しい戦いを強いられ、ひとりまたひとりと命を落としていく。
■Review
『ザ・レイド』(原題:The Raid: Redemption)は、
第44回シッチェス・カタロニア国際映画祭ほか世界各国の映画祭で高い評価を得たインドネシアのアクション映画です。
世界の軍隊で採用されている格闘術「シラット」を駆使したアクションが見ものです。
また、世界に評価を得てから続編の『ザ・レイド GOKUDO』が2014年に公開され、ハリウッドでリメイクすることも決まっています。
ここ10年代のアクション映画の中ではベスト5に入るかもしれない素晴らしいものでした。
やっぱりどの俳優もしっかりとアクション出来るというのが良いですね。
俳優ではなくスタントマンがアクションをやると顔を隠さないといけないので、カメラワークがごちゃごちゃしたりカット数が多くせっかくのアクションが台無しになるというが最近のアクション映画の悩み所です。
しかしこの映画では誰もがアクションをこなし、しかもそのアクションも下手だなと思う人が一人もいません。
俳優がアクション出来るというだけでも得点は高いのに、ひとつひとつのアクションは見もので男性視聴者はカッコいいと思えるはずです。
アクションの対立も警察対悪人という構図ですから、キャラクターも俳優もやるときはガチになります。
その本気のアクションは釘付けで緊張感はありますが、なぜかやられ役がケガしてないか心配になるシーンもたまにありましたw
それでも中途半端にアクションするよりガチでやってくれた方が個人的には嬉しいですが。
舞台はずっと悪人が住むマンション内で行われます。外でのバトルはなく始まってすぐ敵の説明がされて、戦いが始まります。
全体的にこれといった話題になるようなストーリーはありません。
カメラもハンドカメラで撮ったようなブレた映像ですし、もしかするとあまり予算がなかったかと思います。
しかしそういう狭く悪人だらけのどこから来るか分からないような演出はスリラー映画みたいで緊張感があり楽しめました。
そもそもこういうアクション映画って変にロマンスとか入れなくてもシンプルなストーリーで十分だと思いますし、それを表せた映画がこの映画だと思います。
本当に善人と悪人が戦い、悪者だらけのマンション内でスリラー映画感覚でも見れるくらいの方が私は個人的に好きですし楽しめました。
もしかすると中には退屈だなと思う人もいるかもしれません。
基本映画は暗いですし、アクションばっかでストーリはあまりなにので同じことの繰り返しだなと思う人も出てくるかもしれません。
それでもここ最近のアクション映画の中では、シンプルでアクションも見ごたえがあるので一度は見ても損はないかと思います。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫
8/10です。
とてもカッコよくて、見ていてドキドキするアクション映画でした。
バイオレンスな部分もあるし、基本暗めなので万人受けはしないかもしれませんが、ぜひ一度は見てほしい映画です。
はい、そんな感じで!