■予告
■あらすじ
警察官の功太は合コンで大学生のカコと出会い、2人は惹かれあう。しかし、大学生だと思っていたカコが実は女子高生だと知り、功太はカコを冷たくあしらう。互いの気持ちに気づきながら、警察官という立場から女子高生とは付き合えないと自制していた功太だったが、カコの一途な思いを知り、彼女と正々堂々と一緒にいられるようにと、カコへ「結婚しよう」とプロポーズをする。
■Review
『PとJK』は、
三次マキ原作の同名少女漫画を土屋太鳳と亀梨和也の共演で実写化映画した作品。
個人的に去年公開された日本の恋愛映画『オオカミ少女と黒王子』の監督が製作したというのもあり、楽しみにしていた映画ではあります。
去年の『オオカミ少女と黒王子』は面白かったです。
で、今回のは正直微妙な出来でした。
基本的な恋愛映画として見ている人もときめくような描写は必要だと思います。
オオカミ少女でもそうですし、今年公開された『きょうのキラ君』でも言えることです。
ただ、この映画に対してはそれがあまり無いように感じたし、あったとしてもあまりトキメクような物はありませんでした。
じゃあ、なんで恋愛映画というのを感じる映画なのに見ている人はときめかなかったのかと考えた時、見終わったあと出た答えが二人の関係性があまり変わらないということでしょう。
序盤から結婚するストーリーですが、そこからの二人の絆が強くなったり縮まったりっていう描写があまり感じられません。
強くなる部分が仮にあったとしても、前のシーンで問題になったことが次のシーンであっさり解決することがありました。
勿論ダラダラそれをやるのはダメですが、ただそれでも「どうしてそう思ったのか」という描写がないので問題の解決も見ている人はスッキリしません。
そもそもの話ですが亀梨和也と土屋太鳳がそういう関係に見えるかと言われたら見えませんし、
亀梨和也演じたキャラクターのお姉さんを演じた女優も姉弟とは見えません。
所々キャラクターと俳優がマッチしていませんでした。
さらに映画内で亀梨和也と土屋太鳳の関係性を描いているというより、
高杉真宙演じた大神のストーリーやキャラクターが強すぎてこっちがメインじゃないかと思いました。
しかも高杉真宙の演技が亀梨和也よりかなり上手いので、バランスが悪く本来のストーリーが弱く見えました。
ラストのミュージック風なやつは最初「なんだこの演出?!」と思いました。
ただ、警察と女子高生の結婚という普通なら非常識な部分を全体で楽しく見せて、映画のラストの演出も少し非常識なミュージック風な演出にしたのではないのかなと思います。
まぁ、このラストに関しては制作者がそこまで思ってるか分かりませんが
ちなみに映画の良い部分を言うと、長回しや風景の撮り方は上手いなと思います。
だからこそ、こういう映画を作るのは勿体ないと同時に感じました。
作るものを恋愛映画にしないで、ヒューマンドラマとか青春群青劇を描いた方がこの映像も似合うと思います。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
4/10です。
つまらなくはないです。ただツッコミ部分がありますし、恋愛映画を見たい時に見るとがっかりする作品だと思います。
ちなみにどうでもいいですが、今回なんで亀梨和也の演じたキャラ名を言わないでいたかというと…
亀梨和也の演じたキャラ名が功太(こうた)なんです。
で、私のこのブログ内の名前もKOUTAなんです。
…なんか自分で自分を批判している見たいで嫌でしょ?
そして明日から更新時間が変わります。
毎日18時投稿→毎日21時投稿
明日も見てくださる方はご注意ください!
はい、そんな感じで!