■映画情報
公開日/2017年3月11日
上映時間/121分(2時間01分)
監督/河井勇人
製作国/日本
■予告
■あらすじ
高校に入学した友永ひかりは、中学からの同級生の孝介を応援したいという軽い気持ちでチアダンス部に入部する。そんなひかりを待ち受けていたのは、顧問の早乙女薫子によるスパルタ指導。おでこ出しは絶対必須、恋愛は禁止という厳しく部員たちを指導する早乙女は全米大会制覇を目標に掲げていた。早乙女の指導に周りの部員たちが次々と退部していく中、チームメイトである彩乃とともに、チアダンスを続けていく決意をしたひかりは、仲間たち、そして早乙女とともに大きな目標に向かってまい進する。
■Review
『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』は、
福井県立福井商業高校のチアリーダー部が全米チアダンス選手権大会で見事優勝した実話を元にした作品。
来年2018年にはドラマ化も決まっています。
てか、タイトル長い。
個人的に話すとこの映画は私には合いませんでした。
正直に言うならつまらなかったです。
一応褒める部分を言うなら、今年公開された映画で広瀬すずを見たのはこの映画で2回目です。
その2回見て思ったことは、去年よりも演技力が増してるなということです。
もちろん私としてはポジティブで笑顔な演技よりも暗い演技をする広瀬すずの方が役者としては光ってます。
しかし、そのポジティブキャラもちゃんと演技演技してるというよりちゃんとキャラを理解して演技してるんだと分かりました。
今後の広瀬すずの活動には期待できそうです。
他は不満点が多いです。
とりあえず一番言いたいのは無駄な演出と編集について。
特に序盤は「全米チアダンス選手権」「日本」「福井県」とか、あと先生の車のナンバー「45-98」のしたに「地獄や」などの文字テロップは嫌気がさすし、寒いです。
その後の先生が「地獄へ落ちなさい」という台詞の後の雷が鳴る演出や、要所要所のSEの多さ、アニメのようなわざとらしい演出も
笑ってください!お願いします!と言われてる見たいです。
それが無くとも普通につまらないです。
キャラもあまり好きになれなかった。勿論キャラのエピソードや葛藤は描かれてはいますが、女優がキャラをあまり理解してないで演技していたり、マッチしていないという人がいました。
また、キャラの中にはアニメのような演技をしていたり、
バレエしていますよとか言いながら体型からどこがバレエ経験者なんだろうと思ったり、全体的にダンスが微妙だなと思うことがありました。
これに関しては脚本ではなく、女優の演技力と役作りが原因でしょう。
チアダンスも何回か大会に行くシーンがあっても見せてくれません。
きっとラストに見せてくれるんだろうなと思いきや、これも全然映してくれませんでした。
ラスト3分~5分くらいのチアダンスシーンは色々詰め込みすぎ。
まだ先生が見守るシーンを入れるのは分かりますが、海外チーム、司会者、ライブビューイングで見ている学校の生徒達など色んなシーンを入れすぎだし、映し過ぎです
特に後半からなんて、学校側はミュージック映画と勘違いしたのか物凄い踊り出します。
手拍子程度なら分かりますが、腰を降ったり、ステージに上がり画面目の前で踊ったり、回ったりする人たちがいました。
あくまで実話ですよ?現実的にこれをやる人たちがいたのでしょうか?
映画だからと言ってもやり過ぎです。そのせいでダンスシーン4割りくらいしか見れませんでした。
で、これだけなら評価は3点に収まるんですが、
一番やってはいけなかったのはタイトルです。
『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』
このダサいサブタイトルのせいで、もうネタバレです。
だからどんなに練習をしても、どんなに葛藤しても、どんなに頑張っても、
「ほう。けど結局全米制覇するんでしょ?」という気持ちでしか見ることが出来ませんでした。
そのせいであまりキャラクターやストーリーに関心が湧きませんでしたね。
普通に『チア☆ダン』だけで良かったのに…
■評価
最終評価は・・・
☺☺⚫⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
2/10です。
笑わせようとするネタも滑って、無駄な演出や編集がありそれをより滑らせてました。
何よりサブタイトルでネタバレが発覚するので最後までチームを応援できませんでした。
あまり私からはオススメはしません。
はい、そんな感じで!