■予告
■あらすじ
東京オリンピックの開幕が目前に迫った夏。岡山県倉敷市・児島で、車の改造ばかりしている父親と2人で暮らす女子高生のココネ。最近は常に眠気に襲われ、家や学校でも居眠りばかり。さらに、寝ると決まって同じ夢をばかり見ていた。そんなある日、父親が突然、警察に逮捕され、東京へ連行されてしまう。ココネは父がなぜ逮捕されたのか、その謎を解くため、幼なじみの大学生モリオを連れて東京へ向かう。そして、その過程でいつも見る自分の夢の中に、まだ知らない両親の秘密があることを知る。
■Review
『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』は、
『東のエデン』なので知られる神山健治のオリジナルアニメーション作品になります。
映画館で見に行こうと思いましたが、評判があまり良くないと聞いたので今回はDVDでの鑑賞になります。
映画が公開されたときはあまり評判が良くないと聞きこれをあまり期待はしないで見ました。
そう思って見たのか個人的には今年の日本アニメ映画の中ではまだ楽しめた作品ではありましたね。
アニメーションとしては特に驚くようなものはありませんが、しっかりと映画用として製作されていたし、カメラワークや臨場感ある作画は良かったと思います。
個人的にはキャラクターデザインは良いなと思います。
特に主人公のココネは可愛らしいです。まぁ、岡山弁で話していたからというのもありますが
まぁ、ただ正直ストーリーや中身が結構物足りないです。
発想はいいのに、一捻りしたストーリーではないので勿体なかったです。
夢と現実がリンクしている話というのは面白いですが、
実際その夢と現実の行き来を見ると見ているこちらはかなり疲れます。
どちらの世界もやることや雰囲気が一色で同じなので、なにが別の味を出しても良かった気がします。
で、この夢と現実のストーリーで一番がっかりなのは結局リンクとかしていなかったこと。
後半になると夢と現実は関係ありそうなストーリー展開でリンクしていると思いきや、実はそれが関係なくって比喩していたというのが分かります。
だったらなんで最初っからそういう関係ありそうなストーリーにしたんだろうと思っちゃいます。
そうなってくると夢の話や、主人公が眠くなるという設定がなくても話が進めるじゃん
その後半からも家族や社会、最先端技術の事などなーんか説教臭くなりましたね。
そこから気持ちがだんだんと離れていきました。
映画の中で細かいこというなら、台詞が説明口調です。
映画を観れば分かりますが、結構自然な会話をしていません。
それからやはり言葉に出して文字を打つというのは可笑しいです。
切符売り場前や新幹線の中でそういうのやるの恥ずかしくないんでしょうか?
しかも「送信!」って言って送信ボタンを押すとか
あとキャラと声優の声があってないです。
特に古田新太が演じた敵キャラは合ってなさすぎ。
実写にしたら山田孝之がやりそうなキャラに古田新太の声って可笑しいでしょう
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
4/10です。
つまらなくはないけど、惜しい映画です。
けど久々にあまり何も考えずに見れた映画だったので休日に見る映画としてはピッタリだと思います。
はい、そんな感じで!