■予告
■あらすじ
かつて仲間たちを裏切って大金を持ち逃げしたマーク・レントンが、20年ぶりにオランダからスコットランドに戻ってくる。そこでは、パブを経営しながら売春や恐喝で荒稼ぎするシック・ボーイや家族に愛想を尽かされたスパッド、刑務所に服役中のベグビーら、当時の仲間たちが未だに悲惨な人生を送り続けていた。
■Review
『T2 トレインスポッティング』(原題:T2 Trainspotting)は、
96年に製作されたイギリス映画『トレインスポッティング』の続編です。
当時の俳優は勿論、監督や脚本家など変わらずに前作から20年たった物語を描きます。
まず、先に言うならこれはファン向け映画です。
先に前作を視聴してからこの映画を見ることをオススメします。
大変面白い作品です。
逆にファンの方はやっと続編が来たと喜ぶし、十分満足のいく作品だと思います。
特別ファンではない私でも、この続編は前作より楽しめました。
前作のシーンを使っていたり、前作に登場していたキャラが少し回想シーンで出てきたりします。
それだけでも、ファンは見る方あると思いますが、この続編は今年見た続編映画の中ではうまくつなげていてより面白くしてくれた映画だと思います。
最初辺りで大体のキャラ紹介はしていきます。
このキャラ紹介は変にダラダラしないで、今彼らは何をしているのか?どういう生活をしているのか?など簡潔に面白おかしく紹介します。
見ているファンは「そういえばコイツはこんなやつだったな」とか「ここの性格は変わってないな」と冒頭ですぐに続編にシフトテェンジしてくれます。
そして20年たったキャラたちは若い青年から、カッコいいおっさんになるわけです。
青年の時からの考え方が変わっていなかったり、おっさんになったからこそ変わった部分もあるという面白い部分もあります。
また、4人n俳優たちが前作から色んな作品に出ているので、前作よりも演技は上手くなっていますし、
カリスマ性も十分にあると感じました。
前作同様映像と音楽は素晴らしいです。
特に映像は技術が発展しているからより、不思議で美しい映像が繰り広げていますがそれでも作品を壊さないように前作に似たものも感じられます。
進化はするけど昔も忘れていない気持ちで作ったんでしょう。
キャラの感情で表すような映像や不思議な世界観は今回も冴えていて、面白いしカッコいいです。
映像だけどもこの映画は飽きませんが、やはりもう一つ良い部分は音楽でしょう。
この音楽も出てきた数は少ないですが、どれもカッコいいです。
そしてこういう音楽もキャラクターの感情や心情をよく表していたなと思います。
勿論ひとつの映画としても出来は良かったし、ストーリーはとても見ごたえはあります。
よくあの4人をひとつの場所にまとめられたとそれだけでスゴいです。
個人的には前作よりもこっちの方が見やすくて面白いです。
ですが、メッセージ性はあまり強調はしていません。ストーリーの中に隠れているという感じ。
大体の続編は前作で売れてお金が入ったから続編を作るという感じですが、
この映画は逆にこの続編があったからこそ前作があったと感じました。
なので、よくストーリーやキャラクターが練られた素晴らしい続編映画だなと思いました。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺⚫
9/10です。
ひとつの映画として見ても誰でもではありませんが楽しめる映画だと思います。
さっきも言いましたが、この映画を見る前に先に前作を見ることをオススメします。
より楽しめると思います。
はい、そんな感じで!