■映画情報
公開日/2017年4月22日
上映時間/104分(1時間44分)
監督/ケリー・フレモン・クレイグ
製作国/アメリカ
■予告
■あらすじ
キスさえ未経験というイケてない毎日を送る17歳の高校生ネイディーンは、妄想だけが空まわりし、教師のブルーナーや情緒不安定な母親を困らせてばかりいた。唯一の親友であるクリスタが、人気者の兄ダリアンと恋に落ち、世界にたった1人だけ取り残されたような疎外感を感じたネイディーンは、とんでもない行動に出てしまう。
■Review
『スウィート17モンスター』(原題:The Edge of Seventeen)は、
第74回ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされたヘイリー・スタインフェルドが主演を務める青春映画。
監督はこの本作で第82回ニューヨーク映画批評家協会賞初監督作品賞を受賞しました。
どの映画にも言えることですが、学園物の作品は結構キャラが嫌いになることが多いです。
10台の設定のはずなのに演じている俳優は10代に見えなかったり、それをクリアしても脚本が10代の気持ちを分かっていない大人が書いていたりするのでセリフや行動が10代に見えなかったりします。
ただこの映画はより高校生の考えをより堀下げていました。
10代ならではの葛藤だったり、細かい思春期ならではの言葉使いや行動がよく描かれていたと思います。
それの素晴らしさに答えるように、ヘイリー・スタインフェルドの演技は素晴らしかったです。
ダサくて自己中な女性なんですがそれでもキャラクターが思春期の細かい部分をとらえていたので、共感できたし愛着が湧きました。
これを演じれたというのは本当凄いです。
ウッディ・ハレルソンの演じた教師も大好きでした。
クズで先生としてはあまり良い所がないけど、とても優しい人なんだなと分かります。
このヘイリー・スタインフェルドとウッディ・ハレルソンの掛け合いは面白かったです。
この映画は特に何かしら突飛するストーリーがあるかと言われたら特にないです。
ただ、学園系でよく見る恋愛や友情をメインにしているというよりかは、彼女の狭い空間での葛藤や悩みを描いていたと思います。
それだからこそ、ストーリーは普通でもキャラをより描いていたから退屈しないで見ることが出来ました。
普通に学園系の恋愛映画として見るとガッカリするかもしれませんが、
人生に躓いてる17歳を描いた明るい映画ですので、とても見やすく共感できる映画だと思いました。
☺☺☺☺☺|☺☺⚫⚫⚫
7/10です。
今17歳の人はもちろん元17歳の人でも見ることをオススメします。
青春映画好きなら、なにか心に残るシーンがあると思う映画です。ぜひ、見てみてください。
はい、そんな感じで!