■予告
■あらすじ
2010年4月20日、メキシコ湾沖約80kmに位置する石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で、海底油田から逆流した天然ガスへの引火による大爆発が起こった。海上一面が火の海と化す最悪な状況の中、施設内に閉じ込められた作業員たちは被害の拡大を食い止めるべく奔走し、決死の脱出を図る。
■Review
『バーニング・オーシャン』(原題:Deepwater Horizon)は、
2010年4月に実際に起きたメキシコ湾沖で発生した海底油田爆発事故を映画化した作品です。
日本でも大きく取り上げられたニュースではあります。
私も実際この事故は知ってます。当時は失礼ながらあまり関心はありませんでしたが、この映画を見て改めて恐ろしい事故だったんだと再確認できました。
事故を再現した映画ではありますが、あくまで映画作品としてレビューしていきます。
まず、映像面はすごかったです。
臨場感はあり炎や爆発して飛んでくる破片などの危機感が迫り、見ているこちらもドキドキするし、手に汗にぎります。
前半部分は石油の専門用語が飛び交う会話であったり、仕事現場の人間関係などが写し出されます。
悪い上司のジョン・マルコビッチや、主人公演じたマーク・ウォールバーグなどそれぞれの俳優がキャラクターにぴったりでした。
そういうのもあり、前半の会話部分は現実的でしたしそのキャラクターだと認識することができました。
特にジョン・マルコビッチの悪い上司はかなり嫌味な雰囲気がかなり出てきて見ているこっちもムカツク良い感じの味を出していました。
映画全体としては面白いです。1時間40分があっというまに感じました。
ただ、面白いんですが少しやり過ぎな感じはしました。
最初の泥が噴射したり、爆発して破片が飛び散るというのは見ていて怖いなとは思いましたが
その後の爆発だったり、大火事など色々驚異が休むことなくやって来るので現実味がなくて見ていて忙しかったです。
実際どうなのかは分かりませんが、それでも映画としては本当にあった事故を映画にしたというよりSF映画のように感じました。
主人公も前半に見せた性格からどうしてそこまで人を助けたかったのかが分かりません。
勿論仲間や仲が良い上司を助けたい気持ちはわからなくもないですが、
実際電気を復旧するために危険な場所へ行くよりさっさと全員で救命ボートに乗れば良いのでは?と思いました。
これに関しては仮にフィクションの映画でも可笑しいし、実際その現場に立ち会ったらそういう気持ちになれるんでしょうか?
まだ人を救いたい気持ちはあるとしても、流石に施設のことまでは考えられないと思います。
まぁ、勿論これは私の意見ですが…
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺⚫⚫⚫
7/10です。
事故をしる良いきっかけになる映画だと思います。
事故の事を知りたい方や普通に映画を楽しみたいという方にはオススメだと思います。
はい、そんな感じで!