■予告
■あらすじ
勤務先の会社が倒産し、職を失った繭子は、恋人の恭一からプロポーズされ、周囲の後押しを受けて婚約を決意。恭一の両親の金婚式を祝うため京都を訪れるが、手違いによって予約していたホテルに泊まることができず、偶然たどり着いた路地裏の「本能寺ホテル」にチェックインする。すると彼女は、いつの間にか奇妙な寺の中に迷い込んでおり、そこは天下統一を目前にした名将・織田信長が滞在する1582年の本能寺だということが判明する。訳がわからないまま本能寺ホテルと安土桃山時代の本能寺を行き来し、信長や信長に使える小姓・森蘭丸と交流を深めていく繭子だったが……。
■Review
『本能寺ホテル』は、
「プリンセストヨトミ」のメインキャストとスタッフが再集結したオリジナルの歴史ミステリー映画です。
ジャンルがミステリーや歴史という感じではありますが、今回はWikipediaに書いてあるSFでジャンル分けをさせてもらいます。
この映画の良いところは2つだけです。
1つは本能寺ホテルのデザインが素晴らしかった事。
外見を写すと、周りの京都の町並みで浮いてしまいますが、ホテル内のセットやホテルのデザインは素晴らしかったです。
二つ目が森蘭丸を演じた濱田岳の演技と性格はこの映画の中で一番好きでした。
森蘭丸って私の勝手な想像なんですが、宝塚が演じてそうな貴公子ってイメージなんですよw
けど、この映画の蘭丸は今まで見たことないキャラクターでしたし、俳優の演技とマッチしていたのでこの映画の中では一番好きなキャラクターになれました。
以上がこの映画の良い部分です
不満点はかなりありますw
まず、ストーリーがいまいち。
別に見れるレベルの作品ではありますが、タイムスリップ映画としても、本能寺の変を舞台にした映画でも、わざわざこれを見なくてもいいレベルのストーリーです。
特にタイムスリップに驚きはなかったし、本能寺の変もよく大河ドラマやスペシャルドラマで見るような出来でした。
全体的に中の下くらいの出来です。
キャラクターも濱田岳以外で興味が持てる人がいませんでした。
綾瀬はるかも、キャラクターがアニメっぽくって現実感はないし、
そもそも綾瀬はるかが綾瀬はるかを演じてる感じでした。
一番問題だったのは織田信長でしょう。
織田信長を演じた堤真一がカリスマ性がないから、カリスマ性のある織田信長を演じるのは何か変でした。
で、予想通り織田信長に見えなかったし、カリスマ性が全く感じられない信長を見るはめになりました。
織田信長事態も、よく見るような織田信長でした。
森蘭丸みたいに少し路線を外した信長でもよかった気がします。
一番この映画で気に入らなかったのは、
序盤で綾瀬はるかが泊まる予定だったホテルに泊まれなかったシーン。
周りの人が綾瀬はるかに注目し、部屋が空いてないと周りがオーバーにリアクションするシーンです。
・・・あれはなんなん?
あれが本当に意味が分からなかった。
別に面白くもないし
どういう意味であーいう業とらしいリアクションをさせたのかが分かりませんでした。
まぁ、そもそも笑わせようとしていたシーン全てが滑ってましたが
■評価
最終評価は・・・