■予告
■あらすじ
人類が死に絶えた2012年の地球。ニューヨークでたった1人生き残った科学者ネビルは、愛犬サムを唯一の話し相手に究極の孤独を味わっていた。無線で毎日メッセージを流し続けているが、生存者からの返答はない。それでも諦めずに人類再生の手段を探るネビルだったが……。
■Review
『アイ・アム・レジェンド』(原題:I Am Legend)は、
リチャード・マシスンの名作小説『地球最後の男』を映画化した3回目の作品です。
一応なんかゾンビ映画と捉えがちですが、ゾンビというよりかは敵は吸血鬼らしいです。
そのことについても詳しく話していきます。
簡単にこの映画の感想をいうなら、最初の1時間くらいはとても楽しめました。
ただ残りの40分くらいはあまり好きになる所がなかった作品でした。
まず、最初の1時間部分はウィル・スミス演じる主人公と愛犬の1人と1匹だけのサバイバル生活と吸血鬼の戦いです。
そこまで吸血鬼の戦いをメインにしてるわけじゃなく、ひとりになった主人公と愛犬の孤独な生活や静かな雰囲気は最高でした。
こういう映画ジャンルって変に音楽をつけたりしますが、主人公が音楽をかけない限りはBGMはない静かな世界です。
だから終始緊張感はあったし、結構現実味があってリアリティがありました。
その主人公も勇敢な部分もあれば、マネキンを使って友人を作ったり、吸血鬼が出れば怖がってたり、色んな感情や表情が見れました。
それを演じれたウィル・スミスの演技力もやはり素晴らしいです。
吸血鬼事態のデザインも良かったし、しかも知能があって感情もあるという設定は中々倒すには難しい相手だと分かったし、
前半でのいるのは分かるけどどこにいるか分からない恐怖の演出も良かったと思います。
不満点を言うなら、まず全体的に吸血鬼にCGが悪い時がありました。
デザイン的に良かったけど、戦闘シーンとかになるとかなりチープになります。
後半部分で不満点が多い理由としては、まず生存者がいた事。
後半からある女性と子供が出てきます。なにか主人公の助ける目的を作りたかったのか分かりませんが、別に彼女たちが出てこなくても話は進められたんじゃないかな?と思いました。
そんな彼女たちも特に必要性としてはラストシーンくらいでした。
また吸血鬼になるんですが、前半で頭脳戦で行ってたのに後半からあんなごり押し作戦で行ったんでしょうか。
正直後半からも、吸血鬼が罠を仕掛けたり、緊張感のある戦いを見たかったです。
そのせいで、映画全体の雰囲気が後半から一気にガラッと変わりました。悪い意味で
主人公は性格とか面白んですが、結局最後までなんで世界を救いたかったのかという理由が薄かった。
確かに過去の話はしますが、家族の話だけだし、その変わった世界で主人公がどう思ったのかという気持ちが見られなかったです。
「世界を救う」というのは分かっても、「うん。で、なんで?」としか私としてはそうとしか思えません
☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫
6/10です。
別にクソな映画でもないし、面白くない映画でもないです。
けどDVDとか借りてみるくらいなら、十分な映画だと思います。
はい、そんな感じで!