■映画情報
公開日/2010年3月6日
上映時間/106分(1時間46分)
監督/吉浦康裕
製作国/日本
■予告
■あらすじ
人々が日常的にアンドロイド(人間型ロボット)を家電として使う時代。高校生のリクオも、幼い頃からの教育でアンドロイドを機械として扱っていたが、人間とロボットを区別しない喫茶店「イヴの時間」を訪れたことで、ロボットに対する考え方が変わっていく。
■Review
『イヴの時間 劇場版』は、2008年8月から順次インターネット上で公開されている「ファースト・シーズン」全6話を再編集して新作シーンを加えたものを映画化したもの
人間とアンドロイドが関わりを持つ世界を描いた日本のアニメーション映画です。
この映画ではアンドロイド(人間型ロボット)が家電という形で使われている近未来の話です。
見ている途中に少しウィル・スミスが主演した『アイロボット』を連想する部分がありました。
ここ最近みた邦画のアニメーション映画の中ではメッセージ性や訴えるものが多く、そしてそのどれもが今の時代でも通用するもので心に響くものがありました。
人がアンドロイドを使用するとき丁寧に扱う人もいればひどい人もいます。しかし、そんなアンドロイドにも実は心があったり気持ちがあったりしました。
それを日常的に使う道具で置き換えると、そういうひどい扱いを自分もしてきたなと反省はしますし、人とそっくりなアンドロイドをひどく扱う人間もこれをみて人は怖いなと思います。
喫茶店のルールで人間もロボットも同じ扱いというのも、今でいう差別というを訴えているようにも感じました。
だからと言ってそこまで難しい話でもないです。何も考えずに見れるような映画ですし、笑えたり感動できたりもできる作品でした。
けれど少し小さな部分でも何か心に響くものがあると思います。それは人それぞれですが
アニメーションは特別驚くようなものはありませんが、けれど普通に楽しめるアニメーションで、キャラクターも変に多くないしとても個性的なキャラ達が沢山いました。
しっかり一人一人に焦点を当てていたのは素晴らしいです。
個人的にリアルに近づこうとしたカメラワークが気になりました。
すこし緊張感があるときはブレていたし、長回しの時もあったり、ちょっとだけぼやける時もありました。
変に無理してリアリティーあるようなものにしなくても良かった気がします。
SEとかテロップとか今のアニメで見るものが出てきて、そういうカメラワークがあるとなんか可笑しいです。
普通のアニメ映画のような撮り方で良かった気がします。
この映画が作られてもう7年くらいになりますが、続編を作って欲しいですね。
最後続編があるような終わり方をしていましたし。個人的にあまりスッキリしなかったエピソードもあったのでやるなら気長に待ちましょう。
☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫
8/10です。
アンドロイドや人工知能が多くなり生活にも影響してくるという話は段々増えてきてます。
そういう前にこの映画を見て、すこし心構えしておくというのも良いかもしれません。
もちろん普通に映画として見ても面白いのでぜひ見てみてください
はい、そんな感じで!