■予告
■あらすじ
母が家を出て、父親と2人暮らしの少年デビッドは、ある日、自分が空間をジャンプするテレポート能力を持つ“ジャンパー”であることを知る。その能力を活かし、世界中を飛び回って気ままな生活を送っていたデビッドだったが、やがてジャンパー抹殺を使命とする組織バラディンにマークされるようになり、また、彼と同じ能力を持つ青年と出会う。
■Review
『ジャンパー』(原題:Jumper)は、空間を移動できる所謂瞬間移動を身に付けた主人公と、その能力を持つ人たちを抹殺しようとする組織の壮絶な戦いを描くSF映画。
原作はスティーブン・グールドの1992年に発表したSF小説『ジャンパー』
また、この映画にはニューヨークやエジプト、日本の東京と埼玉でも撮影が行われた。
凄いパワーを持つ能力や高速移動の能力をもつ人が主人公になる映画はありますが、瞬間移動をもつ人を題材にした映画は初めてですね。
持ってきたテーマとしてはとても面白いですし、色々幅広いものが作れる良いものかと思います。
その瞬間移動をするときや、瞬間移動を使ったアクションとかは結構見ごたえはありました。
それだけでも見る価値はあります。この映画の映像は素晴らしかったです。
ただそれでも、良い部分よりかは不満点の方が多い映画ではありました。
まず主人公にあまり興味が湧かないという事。能力に目覚めるのは早いわりに、それを使いこなしていく過程がまず見られなかったです。能力の操作の特訓もワンシーンで終って主人公がそれだけで納得してしまいます。見ている人からすれば理解に苦しまと思います。
あと主人公にあまり好きになる要素があまりないです。能力で強盗したり、自分勝手だし、とくに人としての成長もあまり見られません。
主人公もそうですが、どのキャラも心理描写が曖昧なのでもっと深堀しても良かったと思います。
それとこの映画後付け設定が多い気がします。元々書いた脚本に日がたって少し忘れたころにまた付け直したような脚本でした。
特にそう思ったのは、瞬間移動した後にゲートがあるということ。
このゲートは少ししたら閉じますが、能力を持ってない人でもそのゲートを潜ると能力者が行った場所に行けます。
このゲートがあった描写はありますが、それを活用したり説明したシーンは特にありません。後半ア辺りでそのことが判明されます。
それから。主人公が実は5歳から能力を持っていたというのも判明されますが、その描写も一つも出てきません。
母が出ていく理由を作りたくって無理やり付け足した感がありました。
それからこの映画のストーリーが一概にここが悪いとは言えませんが、全体的につまんないです。
こういうのはもっと面白くなりそうなのに勿体ないです。
続編やる雰囲気がありましたが、続編やるよりは脚本を見直してリメイクにして方がいいと思います。
☺☺☺☺⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
4/10です。
クソ映画とは言えません。ただ面白いという訳でもないので、興味のある方だけ見ればいいかなという映画でした。
けど改善の余地はあるから、ぜひリメイクはしてほしいですね。
はい、そんな感じで!