■予告
■あらすじ
ジョエルは元恋人クレメンタインが、ラクーナ医院で特定の記憶だけを消去する施術を受けてジョエルの記憶を消したことを知り、自分も彼女の記憶を消そうと同じ施術を受ける。だが、クレメンタインを忘れたくないジョエルの深層意識は施術に反抗、自分の脳内のクレメンタインの記憶を守ろうとする。
■Review
『エターナル・サンシャイン』(原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind)は、「ヒューマンネイチュア」のミシェル・ゴンドリー監督が、同作と同じチャーリー・カウフマンによる脚本を映画化。
ラブロマンス映画というジャンルはそこまで得意ではありません。
少しかっこよすぎる台詞とかが苦手という理由ではありませんが、結構こういう映画というのはアイデア的には同じだし、ゆったり流れるように進行するから眠くなるんですね。
けど、それを覆すような素晴らしい作品だったと思います。
今までのラブロマンス映画とは違う形だったので、とても新鮮ではありました。
記憶を消された彼女の記憶を取り戻していくのかと思って観たのですが、
逆に主人公も記憶を消して、2人の関係を見直していくという映画でした。
記憶を題材にした恋愛映画は数多くありますが、取り戻していくという形ではなく、自分が記憶を消して見直すというのは新鮮でした。
記憶は新しい記憶から消えていきます。その新しい記憶はやはり辛いものから始まります。
しかし、段々古い過去になるとそれが主人公も記憶や彼女との出会いの大切さに気づき止めようとします。
人は以外とそういう大切なものに気づきにくいし、消したくない過去もある気持ちがあるというのは共感できやすいのではないでしょうか?
また、記憶が消えていく過程も面白いです。
こういうのはワンパターンになりがちなんですが、様々な消え方をしてくれるので記憶の世界もユニークです。
ユニークというと記憶の中でジム・キャリーの途中からの奮闘ぶりは笑えたりもしました。
流石ジム・キャリーといえるほどクスッと笑える場面もあるので、終始悲観的に観る必要はありませんでした。
ですが、最後はやはり彼女との出会いが消えるし、それを止めたい気持ちや「こうしていれば変わってたかも」という気持ちも共感できて感動しました。
それを分かった上で、最初のシーンをもう一回観ると訪れてた場所は思いでの場所だったり、
実はもうそういう状態だったのかと気づきます。
公開からかなり日がたってるのでネタバレはしますが、最終的に記憶を消された2人はまた会い、そして付き合う空気にはなります。
記憶を消しても運命は消えはしない。運命は本当奇妙ですね…
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺☺
10/10です。
今回レビューが雑な部分があったと思います。実は書いてるときに寝落ちして投稿するギリギリに書いてたので少し雑ではあります。
しかし、一言いうなら素晴らしい作品なので是非見てみてください!
はい、そんな感じで!