■予告
■あらすじ
アサシン(暗殺者)として活躍した祖先の記憶を呼び覚まされた死刑囚の男が、歴史の裏に隠された多くの謎に挑む姿を描いたミステリーアクション。記憶を失った死刑囚カラム・リンチは、遺伝子操作により祖先の記憶を追体験させられることとなる。カラムの祖先はルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団の伝説のアサシンで、禁じられた秘宝のありかを知る、歴史上最後の人物でもあった。現在と過去を行き来する中で、カラムは自身の遺伝子に秘められた、人類の歴史を変えるある秘密を知る。
■Review
『アサシン クリード』(原題:Assassin's Creed)は、大人気同名ゲームシリーズを実写化した作品です。
私はこのゲームはやったことはありません。
ただ、YouTubeとかで誰かのプレイ動画や実況動画を見たくらいではありますが、ストーリーを覚えているほどのめり込んでは見ていません。
なので、一応初見ではあります。
ゲームを題材にした映画というのは多くありますが、それが成功した事例というのは私の中ではないと思っています。強いて言えばバイオハザードの1作目くらいでしょう。
この映画もそんな気持ちと裏腹に、予告のカッコよさに惹かれた興味さでこの映画を鑑賞しました。
結果微妙な映画でした。
まず、いいところ言えば俳優の演技は良かったと思いますし、アクションもスマートでカッコいい部分があったと思います。それから昔のスペインの風景は素晴らしいです。
不満点部分を言えば、このアクションです。最近流行りのカットだらけの見にくいアクションでした。最近はそういうのが多いのカットを置く使いスピーディーにしようとしても、やはりアクションは見にくいし何してるか分かりません。
これくらいならまだ良かったのですが、アクションにある設定があり、それが主人公が祖先の記憶とリンクして過去の戦いを追体験できる機械を付けられます。
その過去の戦いと現在の戦いで行ったり来たりします。それが最初は現在はこんな感じになっているのかと少し面白かったのですが、それがどんどん続けると余計アクションが見にくいし、映像がうるさいです。
映画のストーリーが感情がなかったし、起承転結が無いように感じられました。結構ストーリが淡々としています。
私の中で思いついた理由は2つ。一つはキャラが全員魅力的ではない。2017年の映画の中では今のところキャラの掘り下げが全くしていない映画だと思います。
主人公には一応バックストーリーはありますが、それが無くても普通に映画は進みましたし、その性格や過去を生かしたキャラ作りが全くされていません。
他のキャラも出てきますが、なんか形だけのキャラ作りだし、もっと関わるキャラを掘り下げても良かった気がします。
主人公に少しまとわりつくキャラ達もよく分からないまま終わってしまいましたね。
もう一つが説明不足。まずこの映画を見終わった時に感じたのはファン向け映画だなと思いました。色んな専門用語は出てきてそれをしっかり説明するわけでもないです。
特にアサシン教団とテンプル騎士団の関係なんかは説明されないのはもちろんですし、そのテンプル騎士団事態も魅力はありません。
色々な用語やゲームをやっていないと分からないこともあり、初見の人はこの映画はかなり置いてけぼりにされるでしょう。
この説明不足もしっかりとしていれば、それに続いてキャラの魅力もちゃんと伝えられたと思います。もしくは、難しいことは考えないようなアクション映画にしちゃったほうが逆に楽しめたかもしれません。
てか、あの最後のスッキリしない終わり方だなと感じたのは私だけでしょうか?
☺☺☺⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
3/10です。
不満点はありますが、アクションはカッコいい部分もあったし映像は良かったからこの点数にしました。
一応クソ映画ではないから見れるには見れます。
個人的にオススメの見方はゲームしてからやろう!制作サイドもそういう作戦だったかもしれません
はい、そんな感じで!
それでは!