■予告
■あらすじ
東ヨーロッパの小国からニューヨークの空港に着いたナボルスキーは、祖国で起きたクーデターのためパスポートが無効になり入国を拒否される。だが、彼にはどうしてもニューヨークで果たさなければならないある誓いがあった。彼は入国を目指して空港内に住み着き、さまざまな人々と出会っていく。
■Review
『ターミナル』(原題:The Terminal)は、自分の母国でクーデターが起こりパスポートが無効になってしまった主人公がターミナル内での従業員との交流を描いたロマンスコメディ映画です。
また、スピルバーグ監督とトム・ハンクスがお互いに映画を制作したのはこの映画で3回目になります。
まずこの映画で素晴らしいのは良い人間ドラマを描けていた事。
トム・ハンクス演じた主人公は、その人間描写は見ていて愉快な部分もあり同情して応援してしまうこともありました。
また、言葉が分からない場所で最初は戸惑っていたにも関わらずあるきっかけで言葉の勉強をし段々話していけるのは見ていて面白かったし、もし私ならそういう理由なら言葉の勉強をしてしまうなと思う部分もあり、色々共感できる部分も見つけられました。
一応主人公は建設作業員をした過去はありますが、それを言葉で多くは語らないで勝手に工事や塗装などをしてその凄さを表していました。
この主人公を演じたトム・ハンクスの演技も素晴らしいです。
他のキャラもそれぞれ色々な過去や思いがあってそれをゆっくりと見ている人に浸透させて好きにさせていく作りも良かったです。最初あまり好きになれなかったキャラも過去の話や時にユーモアある行動も見せてくれて好きになりました。
最後の主人公がターミナルから出る時ほかのキャラ達が出迎えるシーンは感動しました。久々に映画で泣きそうになりましたね
また、このターミナルが実物の物ではなくセットで手作りだから驚きです。海外のターミナルは言ったことはありませんが、色々こだわりだっただったり、細かい部分も見ていて面白かった。
どうやらファーストフード店の店員役の人たちはそのお店の研修をそのままやらされたらしいです。凄いこだわりようです。
この、映画を見た人だと大体がおもしろかったという人と、少し長く感じたという人に分かれると思います。
実際少し長いと私も思いました。
しかし、ゆっくりではありますがキャラ一人ひとりを丁寧に扱い、様々なドラマを見せるためにこのようになったと思います。
その一つ一つのドラマはコメディーなものもあれば、感想できる部分もあって私は良かったと思います。
少し不満点をあげると最後が少し個人的にはスッキリしなかったとは思いました。
ただ映画のすべてをダメにするわけではないし、好きな人は好きになれるラストだと思うのでそれを踏まえても素晴らしい作品だと思いました
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺☺
10/10です。
はい、心温まる映画でした。これを見て人間は良い人もいるんだなと改めて思いました(笑)
終盤になるとクリスマスになる映画ですので、クリスマスに見るとちょうどいいのではないでしょうか
はい、そんな感じで!