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映画『キセキ あの日のソビト』評価&レビュー【Review No.201】

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■映画情報


公開日/2017年1月28日

上映時間/111分(1時間51分)

監督/兼重淳

制作国/日本

■予告

■あらすじ

厳格な医者の父親の下を飛び出したミュージシャンのジンは、父の思いを受けて歯科医師を目指していた弟ヒデの音楽の才能を知り、ヒデとヒデの音楽仲間たちに自分の夢を託すことを決める。歯科医師を目指しながら音楽もやりたいが、そのことを恐ろしい父親に言い出せないジンとヒデは、顔出しなしのCDデビューという作戦をとるが……。

引用元:キセキ あの日のソビト : 作品情報 - 映画.com

■Review

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『キセキ あの日のソビト』は、メンバーが歯科医師で顔を一切出さない異色の大人気ボーカルグループGReeeeNの結成秘話、名曲「キセキ」の誕生を描いた映画になります。

GReeeeNは私も好きなグループなのでこの映画は楽しみにしていました。このブログで話しましたが、今年の一発目の邦画がこれになるとは言いましたが、時間の都合上見に行くことができなかったので今回はDVDでの鑑賞になりました。

ちなみに、タイトルのソビトはグループの造語で「自由に新しいことに挑戦する人」を意味してます。



4人の結成秘話というよりかは、リーダーHIDEとその兄の兄弟の絆を見せていた感じの映画でした。
GReeeeNの誕生秘話を見れると思ってみたら、すこしガッカリはしますがそれでも映画は楽しく見れます。兄のJINはこのグループの大きな役割でもあるのでこの映画では必要な存在です。

その兄を演じたのが松坂桃李です。彼の演技は特別好きという訳ではありませんが、この映画の演技と彼の演じたキャラはとても大好きです。
一番多く出ていたというのもありますが、彼の歌に対する葛藤や弟がデビューしてもそれを妬まないで自分が出来ることで何だかんだGReeeeNをサポートする姿はカッコいいし、音楽をやっていなくても彼の気持ちには共感できます。

菅田将暉の演じたHIDEの気持ちにも共感できる部分と後半からそうでもない部分があったりしたり、菅田将暉自体は好きな俳優ではありますがこの映画の演技は微妙な感じがしました。

GReeeeNのメンバーの演技はまだ良いんですが、顔とか見せていないというのもあるとは思いますがメンバーそれぞれのキャラや性格があまり掘り下げていません。

メンバー以外のキャラでこの人いらないんじゃないかと思う人もいますし、演技が微妙だなという人もいました。
特に演技に関して微妙だと思ったのは心臓病と戦っているキャラを演じた平祐奈です。彼女の演技は最初から最後まで微妙だし、心臓病を患ってる割には顔や髪質が元気です。とにかく彼女があまりにも役作りしていないと見て分かります。

演技ではなく脚本の問題ですが、お父さんが兄に怒る際部屋の刀を持ってきて「成敗してやる」というセリフには笑いましたww

いや、どこの将軍様だよ!

もし、これを劇場で見ていたら絶対私だけ大笑いしていたでしょう。このセリフを聞いてからお父さんを医者というよりかはタイムスリップした侍にしか見えませんでした。




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歌はファンなら知っている「声」「道」そして「キセキ」が出てきます。この歌に関したは良かったと思います。本物のGReeeeNと比べるとやはり差はもちろんありますが、
変に似せずに彼ららしい歌で良かったと思います。

この歌に関してですが、結構口パクだと分かります。所々歌と口がずれているのが見て分かりました



映画の構成に関しては前半兄の話で、後半GReeeeNの話にはなります。もちろんさっきも言った通り色々あるとは思いますが兄の話が結構長いし、GReeeeNの話があまり掘り下げません。
始まって30分くらいすると「あれ?これGReeeeNの話だよな・・・お兄さんのバンドの映画だっけ?」ってなりました。それくらい兄のバンドや話が多めに出てきます。
だから、時間が2時間ですが1時間半でも良かった気がします。

それから、ラストに行ってからのそれぞれのエピソードが少し中途半端です。
恋愛や病気、家族のことなど色々あったのにそれがラストになると「で、どうなったの?」となります。
伝えたい部分は伝えてはいますが、ほかのサブストーリーもやはりどうなったか気になる部分なので中途半端な終わり方はやめて欲しかったです。


■評価


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最終評価は・・・




☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫

6/10です。

 


全くつまらないという映画ではなくて、むしろ誰でも楽しめる映画だと思います。
ファンはもちろん、この映画でGReeeeNを知ったという人にもオススメできる映画になっています。

ちなみに私が好きにGReeeeNの楽曲は「愛唄」「旅人」です。皆さんはどうでしょう?





はい、そんな感じで!

それでは!