■予告
■あらすじ
巨人シュレックが暮らす静かな森に、身勝手な領主に追放されたおとぎ話の登場人物たちが大挙襲来。自分の暮らしをじゃまされたシュレックは、彼らをもとの住処に戻すため、領主にかけ合いに行くことにする。
■Review
『シュレック』(原題:Shrek)は、ドリームワークスが制作したCGアニメーション映画です。
当時の日本でもかなり人気のあったアニメ映画で私も何回か見ました。
この映画は当時としては最先端のCG技術を使って炎や風の表現をリアルに近いように制作されています。
また吹替では浜田雅功や森原紀香などのタレントが声優を務めました。今回は吹替で見ましたのでそれについても少し話そうと思います。
話は結構単純でシュレックがお姫様を助ける話です。
そのストーリーはありきたりではありますが、物語の中に細かい話も色々出てきます。
これも友情であったりとありきたりで見たことのある話ではありますが悪くはないです。
シュレックとドンキーの友情は最初はそうでもないけど段々と絆が強くなります。この描き方は最初急に仲良くなる時があって「どうなんだろう・・・」と心配はしましたが、
残りの時間でも結構2人の友情が見れる部分が何回かあって、それをみて絆が強いなと最後には感じられます。
恋愛の部分もありますが、どちらかというと友情の方が強いです。
伝えたいメッセージも強かったと思います。「人は見た目じゃない」というテーマなんですが、シュレック自体もそれを分かっていて業と色んなものを遠ざけているというのは、最近のそういったテーマを取り扱う映画でも中々見ませんし新鮮です。
だから彼がやる行動や性格、本当の姿などを見ても愛くるしいです。いわゆるキモカワというべきでしょうか。
声優について話すと、浜田雅功の声とキャラのマッチ度や演技は良かったです。なんでこういうファンタジーな映画に関西弁を使うんだろうという人もいますが、私はこれはこれでアリだと思っています。
ただ、標準語で喋る部分もあってそれがなんか無理して言ってる感じがしてしまい演技が微妙になったので、最後まで全部関西弁の喋りならスッキリしました。
声優に関しては不満点というほど対して気になる部分ではありませんが、ここから不満点を話します。
まず、アニメーションに関しては昔見たときは凄いなとは思いましたが、今見ると結構ひどいです。
特に人間のCGやモブキャラなんかはPCゲームのような感じです。
あまり比べたくはないですが、「トイ・ストーリー」は20年前の作品ですが、今見ても大して気にならず楽しく見れます。
対してシュレックの場合は今見てもアニメの出来が劣化していて、それが気になってあまり映画には集中できません。
次にキャラクターです。グリム童話や有名なアニメ作品のキャラが出てきますが、序盤に出てきてそれ以降はあまり登場しません。簡単にいえば必要ないです。
クッキーのようなキャラもなんで出てきたか分からなし、途中で出てきた敵もあっさりやられてなんで出てきた感が半端ないし
もし、最後にファンタジーなキャラが人間に反逆してコメディぽい戦いを繰り広げたら面白かったなとは思います。
特にファークアード卿もそこまで対した悪役という訳でもないし、彼のカリスマ性も悪い意味で感じられません。
もし良い感じなカリスマ性のなさがあれば、クズ野郎として見れますがそんな感じもありません。
笑いに対してもキレがないし子供向けの笑いなんで大人は楽しめないし、子供はアクションとかラブストーリーもドキドキしないから少し退屈だと思いました。
☺☺☺⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
3/10です。
はい、メッセージ性は良かったんですが、キャラの魅力のなさや、アニメーションに不満は感じました。
今の年齢で当時見たら少し高い点数にはなってたと思います。
好きという人は多いとは思う作品ではあるので、まだ見たことない人は一度見てみてください。
はい、そんな感じで!