■映画情報
公開日/2017年2月4日
上映時間/116分(1時間56分)
監督/月川翔
製作国/日本
■予告
■あらすじ
事故に遭った大学生の葵海は気付くと、1週間前の教室にいた。時間を戻す能力を持つ幼なじみの陸は、葵海の運命を変えるため、何度も時を戻していた。互いの思いを知った2人は、恋人として日々をやり直すために1年前に戻る。幸せな時間を過ごす2人だったが、再び事故の起きたあの日がやってきて……。
■Review
『君と100回目の恋』は月川翔監督によるタイムループ要素をいれた恋愛映画。
劇中に登場する楽曲すべては主演のmiwaが担当している。
またこれの同名タイトル漫画やスピンオフ小説も登場しています。
映画の一番良い部分を話すと、映画の中での楽曲はすべて良かったです。
3曲くらいはあったんですが、どれも映画の雰囲気にマッチしているし
それだけを聞いても歌詞や曲は魅力的で心射たれる良い曲だったと思います。
正直言ってしまえば良い部分はそれくらいです。
恋愛映画ではありますが別に特別な要素を抜いてしまえば普通のストーリーではありました。
ここから少し気になった部分を話していきます。
まず、俳優人の演技についてですが全員うまい演技をしていませんでした。
大抵の恋愛映画というのは役者が大体演技が下手な場合が多いのは分かってますがそれでも気になってしまいますね。
主演のmiwaはミュージシャンだというのは分かりますが、演技に関しては上手くないです。
可愛いというのは認めますが、だからと言って可愛いから演技の下手さが許されるという訳ではありません。
演技とは別で彼女の歌はうまいです。しかし、そこに感情は一切ありませんでした。
ミュージシャンで主演を務め、演じながら音楽を披露した人は最近だと藤原さくらでしょう。
彼女が主演したドラマ『ラブソング』はドラマの中で歌を披露していました。
彼女自体の演技は上手かった上に、歌を歌うときに楽しさや苦しさ、寂しさなどその時の感情をしっかり歌に出すことが出来ていました。
しかしmiwaの場合、歌を何曲も聞いても全部同じでその中に感情はありませんし、
そもそも映画のキャラが歌うというよりかは、miwa自信が歌っているようにしか見えませんでした。
その音楽に関して少し話すと、ネタバレにならない範囲では言いますが
ライブで新曲やるという話になって、期間が1週間にも関わらず
皆1年くらい練習したのか、お前らも時間戻す能力持ってんの?!ってくらい上手く演奏していて
そういう大学生バンドらしい少しの下手さとか、期間内でやったけど間に合わず微妙な出来だがとりあえず頑張って演奏する姿など見られないしリアリティもないから
そのライブはあまり応援とか出来ませんでした。
そもそもあんな住宅街で大人数が同じ方向で歩いていたりとか
そういう現実ではあり得なさそうな事とかが結構あって見ていて苦しいですね
タイムループ自体は別に悪くはないです。
ただそのタイムループで回数が決められてたり、死んだら戻されるとかっていう緊張感や
前半使っていたのに、後半からそこまで使わなくなったり
あと一番気になったのは、ループした後の到達点がバラバラ過ぎでした
タイムループの工夫や使い方が少し下手だなと思いました。
別にネタバレにならないから言いますが、
もうひとりの主演の坂口健太郎が100回くらいループしていて、あることを止めようとします。
その時何回もループしてしまえば、同じ日を繰り返したり、行き着く先が良い結果にならないときっと精神的に崩壊すると思います。
それが坂口健太郎の演技の中には全然なくて、そういうのでも緊張感や感動は生まれてきません。
映画のコンセプト自体は別に悪くありません。
しかし、恋愛映画としても普通でタイムループの使い方が下手、皆の演技自体も魅力がないと2時間は流石に退屈してしまいました。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
3/10です。
私的には満足できる映画ではありませんでしたが
他の人たちやレビューを見て聞いたりすると面白いという意見もありましたので、
1度見ることをオススメします。
はい、そんな感じで!