■予告
■あらすじ
幻のポケットモンスター、ミュウの化石から、人間の手によって作られたミュウツー。コピーとして生まれた彼は、自らのアイデンティティーに苦悩し、やがて人間への復讐を企てるようになる。そんなある日、ポケモンマスターを目指し、修行の旅を続けるサトシ少年の元に一通の招待状が届いた。それはミュウツーの仕組んだ罠であったが、そうとは知らないサトシたちは大荒れの海を渡って会場へと向かう。
■Review
『劇場版 ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』は、大人気アニメシリーズ「ポケットモンスター」の映画版の第一作目です。
ポケモンの映画はその作品により様々な伝説ポケモンが登場しますが、今回の映画ではミュウツーとミュウになります。
はい、私はポケモン映画は好きですしこの映画は日本のアニメ映画の中では大好きなアニメ作品で個人のオールタイムベスト映画にも入っています。最近のは見ていませんが、初期当たりのポケモン映画はこれも含めてメッセージ性があり大好きです。
少しこの映画を解説をすると、この映画はどちらかと言うとファン向け映画です。というのも映画の前日談の詳しい話などはドラマCDを聞かないと分からない部分もありますし、その後日談の話も1時間程度のアニメもあったりします。
一応見れることには見れますが、ただ今までのポケモン映画の中では思い映画ですし、ドラマCDや今までのアニメを少し見ておいたほうがこの映画はより楽しめると思います。
一応この映画のあらすじは自分を意味なく誕生させ利用しようとする人間に復讐をする話です。
そのミュウツーの誕生だったり、復讐を誓うまでの話を映画の20分くらい使います。個人的にはこの20分の話は興味深いし、映画の中でのミュウツーの戦闘や考えも興味深く関心しすし「こいつは強い」と分かります。
もしかするとこの20分がなんでこんな長いの?と思う方のためにまた解説します。
実はこの20分は普通び地上波で放送する予定だったらしいです。では、なぜ放送できなかったのか?ポケモンファンやアニメファンなら誰もが知っているあの事件が起きたからです。
そう、ポケモンショックです。(言い方は色々ありますが今回はこれで通します。)
詳しく書くと長くなって話が脱線するので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ↓
この事件があり、放送が遅れてしまい急きょこの20分のエピソードを映画本編に入れたといわれています。
まぁ、正直個人的にはこのエピソードは映画に入れて正解でしたね。地上波にするとやはいりその日に見ない人もいますし、
それで映画の内容についてこれないとなるのは大変ですからね・・・
この映画のメッセージも素晴らしいです。簡単にいうと「命とは、生きるとはなにか」「生きる意味」みたいなメッセージです。
まずこれが素晴らしいのは現実に存在しないはずのポケモンが、自分同士の戦いに感情がありそれに同情してしまう事。
とにかくこのピカチュウも含めた自分同士の戦いは見ていて心が悲しくなるし、結構訴えてくるものがあります。
戦いたくもないのに戦わされたり、生まれたくなかったのに人の身勝手さで誕生したりします。今でいうクローン技術に関しての訴えもありますね。
人間の勝手で自分が上と考えているのはどうなの?という重いテーマの中に、けどこの世に生まれたものはどんな形でも生命なんだよと優しいテーマもあります。
その伝え方は素晴らしいし、架空のキャラであるのに見ている人の心に響かせたのは素晴らしいと思います。
クローン問題とか生命の話など、ポケモン映画の第一作にしてはかなり攻めた映画だと今では思います。
しかし本当に今の子供たちにもちゃんと見てほしいです。
そして今の大人たちにも子供向けの映画だとは思わずに一度見てほしいです。生きることに関して色々考えさせることがあるでしょう。
そんな感じですね。
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺☺
10/10です。
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
はい、文句なしの満点映画です。素晴らしい邦画のアニメーション作品だと私は思います。
今年には原点回帰なのかサトシとピカチュウの出会いを描いた『劇場版ポケットモンスター 君にきめた!』が公開されます。
様々な有名作品が公開される夏、この作品はぜひとも見に行きたいです。楽しみです。
はい、そんな感じで!