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映画『LOGAN ローガン』評価&レビュー【Review No.171】

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■映画情報


公開日/2017年6月1日

上映時間/138分(2時間18分)

監督/ジェームズ・マンゴールド

製作国/アメリカ

■予告


■あらすじ

ミュータントの大半が死滅した2029年。長年の激闘で疲弊し、生きる目的も失ったローガンは、アメリカとメキシコの国境付近で雇われリムジン運転手として働き、老衰したプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアを匿いながら、ひっそりと暮らしていた。そんなある日、ローガンの前にガブリエラと名乗る女性が現れ、ローラという謎めいた少女をノースカロライナまで連れて行ってほしいと頼む。組織に追われているローラを図らずも保護することになったローガンは、チャールズを伴い3人で逃避行を繰り広げることになるのだが……。

引用元:LOGAN ローガン : 作品情報 - 映画.com

■Review

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『LOGAN ローガン』(原題:Logan)は、X-MENシリーズのヒュー・ジャックマンが演じる代表的なキャラクター、ウルヴァリン/ローガンを主役に描く「ウルヴァリンシリーズ」の第3作品目となっています。


全体的には良い映画だと思いますし、好きな映画でした。ではなぜ今回の映画が素晴らしいのかを簡単にいい部分と悪い部分を項目別に何個か紹介しながら、少し説明をしていくという形を取っていきます。それではいきます。




良い所その1:「バイオレンスな表現」


この映画で見どころなのは、戦闘シーンのバイオレンスな表現です。去年公開された『デッドプール』も過激な戦闘シーンがありヒーロー映画の戦闘シーンの幅を広がせていました。今回のもそうです


いままでのシリーズを見ていてもなんで爪で切られても血が出ないのかという演出がなくなり、バイオレンスでありながらも戦闘の幅を利かせ見ごたえのある戦闘シーンになっていたと思います。

良い所その2:「音響の使い方が良い」


特に最近流行りのポップソングを起用するというのはこの映画ではあまりありません。


大体が環境の音であったり、戦闘シーンの緊張感のあるシンプルな音響で勝負しています。

良い所その3:「ローガンの戦闘に感情がある」


ヒュー・ジャックマンの魂の作品というように、ウルヴァリンの戦闘シーンは前作よりも感情が籠っていて素晴らしいものです。


老いてしまったローガンの戦闘を見てしまうと、全盛期の戦闘を知っているのでそれがとても悲しくなるし、ローガンの戦いにも老いの重さがある戦闘です。
また、一度全盛期と同じような戦闘をした時の迫力と楽しさ、また戻った時の重さと悲しさで、戦闘が同じではなく感情があり波があるので見ているこちらにもその気持ちが伝わります。


まさに観客と映画が戦闘シーンで一体になれると言ってもいいでしょう。

良い所その4:「演技が素晴らしい」


さっきもいった感情のある戦闘をしたヒュー・ジャックマンの演技も見事です。老いの演技も素晴らしかった。


特に良かったのはローラ役のダフネ・キーンです。


彼女の喋らないときの演技はもちろんですが、戦闘シーンが今までのローガンの戦い方にそっくりなんです。このそっくりな理由は映画のネタバレになるんで言いませんが、これは一人の子供がしっかりと忠実に再現できているのは素晴らしいと思います。
彼女がいたことで、ローガンの老いに悲しさがより増しました。

彼女のこれからの活躍に期待です。




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はい、良い所は大まかにこんな感じです。大まかなので他にも良い部分はあるとは思います。


しかし、良い部分があったのですが悪い部分ももちろんありました。今からそれを紹介します。

悪い所その1:「戦闘シーンのカメラ&CG」


力強さを出したかったのか、戦闘シーンがカメラに近いというのがありました。そうなると結構見にくいこともあります。
折角の超能力ではなく、肉弾戦での戦いであの素晴らしい魂の籠った戦闘には勿体ないですね。


それから、ローラの一部の戦闘でスピディーな戦闘ではCGが使われていました。これもCGだと分かりやすいです。
CGだと分かるうえに、これも見にくいことがありましたので、正直ここの時は見ていてきつかったです。

悪い所その2:「ローガンとローラの絆」


ローガンとチャールズの絆は今までの作品を見てきたこともあり、この二人の絆は強く感じられました。


しかし、ローガンとローラの絆は正直あまり感じられません。それと同時にこの映画のあるひとつのテーマが弱かったなぁと思いました。
なぜ喋れないのかなどローラに関する詳しい情報があまり明確ではなかったし、それを気づきながら二人の絆が強くなるという描写も弱い気がします。


そもそもこのローラですが、なぜ喋れない必要があったのか分かりません。
この子は後半から、喋れるようになるんですがその理由も明かされません。


それから、英語を普通に話せるのであればなぜ他の言葉も使わせたのか。
他の言葉を使わせるには理由があるなら良いですが、その必要性もありませんでしたね。

悪い所その3:「スマホ動画」


ローラを助けなければならない手がかりである人物が撮ったスマホからの動画があります。


その動画ですが、最初本人が撮ったような感じだったのに別の人が撮ったようなシーンがあったり、重要で急いでいるわりには動画にカットなどの編集がされています。
なぜ急ぎでやっているのにそれを編集する暇があったのかという疑問はありましたね。



そんな感じですね。


■評価


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最終評価は・・・




☺☺☺☺☺|☺☺⚫⚫⚫

7/10です。

 


色々言いましたが、役2時間20分の映画にしては早く感じた方ですし、ラストは本当に見ものでした。


今までのX-MENファンの人なら存分に楽しめる映画だと思います。おススメです。





はい、そんな感じで!

それでは!