■予告
■あらすじ
魔女に呪いをかけられ、醜い野獣の姿に変えられてしまったひとりの王子。魔女が残していった1輪のバラの花びらがすべて散るまでに「真実の愛」を見つけなければ、永遠に人間に戻れなくなってしまう。希望をなくし失意の日々を送っていた野獣と城の住人たちの前に、美しい町娘ベルが現れる。自分の価値観を信じて生きるベルは、恐ろしい野獣の姿にもひるまず、彼の持つ本当の優しさに気づいていく。
■Review
『美女と野獣』(原題:Beauty and the Beast)は、1991年に公開された普及の名作ディズニー長編アニメーション映画『美女と野獣』を実写化リメイクした作品です。
2、3年前にも同じタイトルで実写にした映画はありますが、
あれはディズニーとは関係ありませんし、どちらかというと原作を重視にした映画になっています。
今回はディズニー製作というのもあり、かなり話題にもなっていますね。
アニメ版の方はこのブログでもレビューはしています。気になる方はこの記事の最後にリンクを貼りますので見てみてください。
ディズニーアニメーション映画の『美女と野獣』はディズニー映画の中でも好きな部類なのでこの実写化がどうなるか楽しみにしていました。
『ジャングル・ブック』『シンデレラ』とはまた違い今回のはアニメの物語を忠実に再現していました。
映画オリジナルのストーリーだったり、新しい曲、今までの曲のアレンジもありますがこれは素晴らしい出来でした。
この映画の良いところは個人的に実写版の主人公ベルはアニメの方と比べると強気な女性になっているので好きです。このベルを演じたエマ・ワトソンの演技も良かったと思います。ベル似合っていました。
個人的に好きなキャラはジョシュ・ギャッド演じたル・フウです。アニメの方ではあまり好きにはなれなかった分、この映画のル・フウはかなり濃いので驚きました。
ル・フウとガストンの同性愛みたいなシーンや、彼が少しゲイぽかったりガストンに対する憧れや終盤からの彼を行動を止めたい気持ちは結構共感したい面白かったです。
そのガストン役のルーク・エバンスの歌は素晴らしかったです。
その時代のフランスの街並みや生活、明るさや暗さのリアルさはあるものの、ディズニーらしくアニメ同様に色鮮やかでゴージャスな映像でした。
一応微妙な点はいくつかあります。
まず野獣。この野獣のデザインは個人的にはあまり好きにはなれませんでした。別にそこまで醜くもないし、だからと言ってあまりカッコよくもないからです。
それからこの野獣のCGが雑だなと思いました。映画全体がCGだらけの中で野獣のCGはゲームのような感じなので浮いてしまってます。ベルと踊るシーンやデートするときも違和感はありましたね。ただ全体のCGはよかったです。
もう一つは、リメイクにする意味です。
ストーリーや物語の進行も大体は同じなんです。実写版で風景やキャラを似せても特に物珍しさはないし、キャラ全体もそのまま持ってきたような感じでしたので主要なキャラや周りの人たちの歌うシーンなんかは違和感を覚えます。
正直アニメ版のクオリティーが高かったしそのまま持ってきたような感じなんで「別にアニメ映画でも良くないか?」と思ってしまいます。
あとは、ガストンも特に表面上の悪役でしたし、「強いぞ、ガストン」もやはり特にいらない曲かなと思いました。ただ、アレンジはよかったです。
最後にエマ・ワトソンは何回か歌いますが、別にそこまで歌は上手くないです。一応聞けるレベルではありますが、ミュージカルとしての歌唱力はそこまでないかなと思いました。
そんな感じですね。
☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫
6/10です。
映像はきれいだし、歌も良いですが実写にする必要があったのかなと思えた映画でした。
せっかくゲイの素振りがあるものがあるなら、もっとやれば面白いシーンにはなれましたし、
もう少しなにか驚きは欲しかったです。
日本の評価は高いので誰でも楽しめる映画だとは思います。
女性は結構好きになれそうな映画ですので、友達やカップルで見に行くにはオススメだと思います。
はい、そんな感じで!