■映画情報
公開日/2017年4月29日
上映時間/118分(1時間58分)
監督/永井聡
製作國/日本
■予告
■あらすじ
政財界に強力なコネを持つこの学校で生徒会長を務めた者には、将来の内閣入りが確約されるという。主席入学を果たした1年生の赤場帝一は、総理大臣になって自分の国をつくるという夢を叶えるための第一歩として、生徒会長の座を狙っていた。2年後の生徒会長選挙で優位に立つべく誰よりも早く行動を開始した帝一は、想像を絶する命がけの権力闘争の中へ身を投じていく。
■Review
『帝一の國』は古屋兎丸の同名コミックを実写映画化した作品です。
同名タイトルでの舞台版もありそちらも大変人気のようですね。
監督は『世界から猫が消えたなら』の永井聡監督。
ストーリーやキャストは私自身楽しみでいた反面、去年の作品があまり好きにはなれなかった監督が務めるために心配な面もありました。
ちなみに私は舞台版も見たことありませんし、原作を見ないままこの映画を見ましたので、
ひとつの映画作品と捉えてレビューしていきます。
2017年公開された映画では私の中では初めての邦画鑑賞です。
実際の話、これが最初で良かったです。
つまり、予想通り素晴らしい作品でした。
実写化された映画の中ではまだ成功部類には入ると思います。
ストーリーは超有名高校で主人公の帝一が総理大臣になるべく、その学校の生徒会長になるというシンプルなストーリー。
その中でのいい意味での馬鹿馬鹿しい闘争や、選挙、人間関係を描いています。
まずそのメインとなる選挙闘争は本当に見ていて楽しいし、勉強になるし、考えさせられます。
どうすれば投票数を獲得できるのかなど
その作戦などを考えたり実行したりする時は見ていて楽しいです。
策略や戦法なんかが、見ていても「そんな手があったのか!」と驚いてしまう部分も多々あり、
それが難しい内容にしないで映画の雰囲気を変えずに楽しく明るい演出になっていましたね。
特にマイムマイムは素晴らしかったし、現代でも普通にそういうのあるよねと思ってしまいます。
そもそもこの映画事態が結構今の日本政府を良い形で皮肉った映画だと思います。
私は政治の世界は知らないので実際どうなのかは分かりませんが、
生徒会長になる為に手段を選ばないやり方、賄賂や盗聴、裏切りなどをうまく入れてました。
その馬鹿馬鹿しくて思いっきり皮肉ったパロディは良く形にできていたと思います。
それが、気持ち良くスッキリしたものとはあまり言えないけど、本質をしっかりと捉えているし、
政治について改めて考えさせられるものになっていたと思います。
度々政治についてとはなにか?というのも出てきたりしますが、
特にラストの帝一の台詞は考えさせられました。ネタバレになるんでいいませんが
俳優人も全員が今をときめく人たちだらけですが、映画のキャラにあっていましたし、全員うまいと思います。
しっかりと演じるキャラを勉強したんだなと分かります。
またコメディラインなどで、俳優人が頑張って一生懸命笑わせるというのは最近の邦画で見受けられますが、
そういうのは一切なく、キャラを保ってましたし
最後まで見ると演じた人全員がこの映画を愛しているんだなと分かります。
帝一のなぜ総理大臣になりたいのかというのも分かりやすくてすぐ理解できます。
分かりやすいのに、今までの帝一の気持ちが強いし、菅田将暉の演技力もあってか感動しました。
それから原作にあるか分かりませんが、結構ボーイズラブネタみたいな要素も含まれていたのは驚きました。
キスとかそういう訳ではなく、あくまでそういう雰囲気だったり、尻を触ったり、帝一と榊原の関係性や行動がそれぽかったりしました。
海外だとこういうのをネタにしたりする映画はありますが、とうとう日本もこういうの取り入れていくんだなと少し嬉しい感じはします。(私はノーマルです)
ただね。
ストーリーは良いし、キャラも好きになれる人が沢山いて、脚本もそれなりにしっかりはしています。実写映画としては当たりではあるんですが、
見終わった後、あまりスッキリはしないんです。
不満点でまずOPがロックな曲から始まるのは良かったんですが、帝一が数学の問題を解くときにもロックな曲が流れるんですが、
正直冷めました
他の教科もやるんですが、別に同じことはやらないし、
これからの展開でロックな曲が流れる演出は出ないんで、別に必要性はないし、特にそのシーンもなにを意味するのか分かりませんでした。
ラスト辺りであまりネタバレになるから言いませんが、主人公である帝一が結構影になるんですよ。
ある人と戦うことにはなるんですが、それとは別に別のシーンがあって
帝一の出るシーンよりかは、別シーンの方が断然盛り上がるし面白いんですよ。
で、その別のシーンも別のシーンでキャラの良さが皆浮き上がり過ぎちゃって、結局誰が主人公だっけ?って思いました。
帝一のシーンも「俺勝ったのか」みたいな台詞言いますが、よくよく考えると最終的に帝一が決着を着けた訳ではないんで、その台詞返しに彼女が「勝ったよ」は可笑しいと思いました。まぁ、優しさだとは思いますが
そんな感じですね。
■評価
最終的な個人的な満足度は…
☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫
8/10です。
普通に映画を観る人なら何も考えないでも楽しめる映画だし、政治を勉強している人は勉強になる映画だと思います。
ゴールデン・ウィークの時期ですので、友人と映画を見に行きたい時にはこの作品はオススメでしょう。
誰でも楽しめるし、大体の人はこの映画をあまりクソ映画だとは思わないでしょう。
是非見てみてください。オススメです。
はい、そんな感じで!
それでは!

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