■予告
■あらすじ
架空の江戸を舞台に万事屋(何でも屋)を営む銀時と仲間たちの活躍を描いた「銀魂」の劇場版アニメ第2作。ある力により、自分がいない未来の世界に飛ばされてしまった銀時は、崩壊した江戸の町並みを目の当たりにする。荒れ果てた町をさまよう銀時は、成長した新八と神楽に出会い、やがて衝撃の事実に直面することになる。
■Review
『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』は、ジャンプ連載している漫画原作の大人気アニメ『銀魂』シリーズの映画版第二弾になります。
前作の『紅桜編』とは違い元々あるシナリオではなく、オリジナル作品で挑んでいます。
今回の映画は原作者のゴリラ空知英秋先生の完全書き下ろしエピソードになっています。
少し余談ではありますが、前作の話をしましょう。
前作の『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』はDVDでは見ました。映画館では見ていません
ファンの間では今回の映画の方が評価が高いような気がしますが、私はどちらかというと前作の方が好きです。
前から知っているエピソードが映画になるという安心感はありますし、それに新しい要素が付け加えられたり、
それから好きなキャラや、演じている好きな声優がたくさん出てたり
アクションもド派手で見ごたえはあるので
シンプルな感想ではありますが、紅桜編が好きですね
この前作はもう一度見たい映画だなとは思いました。
点数としては、9点くらいです。
はい、では今回の映画のレビューに入りましょう。
今回のオリジナル作品は良かったです。
物語のメインは歌舞伎町の5年後の世界とタイムスリップ系の話を盛り込んでいます。
タイムスリップ系の話はここ最近色々な映画で出されています。大抵はこういうのはややこしくなってしまい、2回見ないと分からない事があります。
今回のは別にややこしい訳ではなく、まだジャンルとしては優しい方だと思います。
ギャグの方も銀魂らしいです。声優ネタや前作に対してのネタ、パロディネタも豊富に詰め込まれています。
個人的には驚いたのは、名作映画のネタもちょいちょい出るということでしょう。
映画好きにしては嬉しいネタだと思います。
一応不満点もいくつかあります。
まず、ギャグのテンポがいつもよりスムーズではなかったということ。
地上波でやっているいつものアニメの逆はポンポンタイミングのいい形でやっていくのに対し、
今回の映画では、そこまでスピーディではありませんでした。
ギャグ事態は本当に笑えるには笑えるんですが、なんか一拍置いてからのギャグが多くて、本来笑えるはずの物がタイミングが悪くて笑えないというのはありました。
それから戦闘シーン。これも良かったですし、アニメ映画の戦闘の中では良いものだとは思います。
ですが、あまりに苦戦するわけではなくて結構あっさりと終わってしまったのは残念でした。
逆に捉えれば、今回のは戦闘に多く頼らずストーリーで勝負をしたというのは良いです。
ストーリーに関しては文句はありませんから
今までのよろず屋のメンバーの絆をより感じれましたし、それぞれのキャラが銀さんをどう思っていたのかというのも分かる内容でした。
前々から思ってましたが、原作者は本当にシリアスの持って行き方や、最初にギャグだと思っていたものが物語の伏線だったという内容を作るのが上手いですよね、
今回も実に素晴らしかったです。ありがとうございます
映画事態は本当に素晴らしいですが、今までの銀魂を知っている人だからこそ楽しめて、初心の人は置いてかれます。
この映画を見る前に原作やアニメを見ることをオススメします。
それから、これは不満というよりかは
ここ最近の少年漫画のアニメ映画に対してのアレですが…
この映画もそうですが、少し女性ファンを意識しすぎだと思います。
映画の序盤でそれに似たギャグもありましたが
同じジャンプ系列で映画『ONE PIECE FILM Z』という映画があります。人気アニメONE PIECEの映画ですね
これもここ最近女性ファンが増えてきたのか、映画の中でルフィの牛乳を飲むシーンがルフィらしくなく
女性ファンを意識した少しカッコいい飲み方になっていたりしました。
銀魂は元々女性ファンが多いので仕方ないですが、映画を普通に見ていても「あ、これは女性ファン向けの映像だな」というのが丸見えではありました。
別に女性ファンを否定している訳ではありません。
ただ見え見えのファンサービスは人によっては映画の支障になってしまうんじゃないかなと私は思います。
そんな感じですね。
■評価
まとめると、ストーリーやキャラの絆、設定だったりとは素晴らしいですし、5年後のキャラの姿も面白かったり驚きはあります。
しかし、ギャグのテンポのちょっとの悪さやバトルシーンの短さは不満点ではありました。
最終評価は…
☺☺☺☺☺|☺☺⚫⚫⚫
7/10です。
銀魂ファンなら本当に楽しめる映画だと思います。
ストーリー重視で勝負をした作品なので、笑えるし泣ける映画になっていました。
戦いのド迫力を満喫したいのであれば、『新訳 紅桜編』を私はオススメします。
勿論、今回の映画も嫌いになる人は少ないと思いますのでオススメさせていただきます。
150作目のレビューに相応しい作品になったと思います。
はい、そんな感じで!
それでは!
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