■予告
■あらすじ
人間と狼の2つの顔をもつ「おおかみこども」の姉弟を、女手ひとつで育て上げていく人間の女性・花の13年間の物語を描く。「おおかみおとこ」と恋に落ちた19歳の女子大生・花は、やがて2人の子どもを授かる。雪と雨と名づけられたその子どもたちは、人間と狼の顔をあわせもった「おおかみこども」で、その秘密を守るため家族4人は都会の片隅でつつましく暮らしていた。しかし、おおかみおとこが突然この世を去り、取り残されてしまった花は、雪と雨をつれて都会を離れ、豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住む。
■Review
『おおかみこどもの雨と雪』は細田守監督の作品であり、
第36回日本アカデミー賞の、最優秀アニメーション映画賞を受賞しました。
様々な有名アニメーション映画を世に送り出しましたが、このブログでも『バケモノの子』をレビューしています。
他の細田監督作品はいつか上げたいと思います。
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狼と人間半々の子供2人の成長、その子供を守るために奮闘するシングルマザーの話です。
悪い評価も多い感じな作品ではありますが、正直あまりそうではないでしょう。
そう思う人はもしかすると、この映画であまり台詞がなかったからだとは思いますが、私個人としては良かったです。
台詞なしでも、子供の成長や母親との絆を上手く映像で流していましたし、
映像もとても素晴らしいので見ているだけでも見とれてしまうというのもありました。
このブログを良く見る人は分かるとは思いますが、個人的に意味無しなナレーション多用は嫌いな質な私です。
今回もナレーションは多かったんですが、嫌いにはなりませんでした。
姉の雪のナレーションですが、言う台詞が家族の思い出を思い出すような話し方だったり、
母親からこんな話を聞いたんだよという言い方をしているので、
聞いている感じでは、その家族の話や思い出を聞かされている感覚です。
これは家族3人好きにならないと、結構成り立たないナレーションですが、
これが好きだということは3人のキャラも大好きだということでしょう。
母親の子の育て方しかも狼でもあるんで普通の母親よりもかなりの葛藤もあり応援したくなりましたし、
子供2人が子供らしく可愛いので見ていて飽きませんでした。
それから素晴らしいと思えたのは、子供2人の成長描写がリアルで自然であること。
いつのまにか気長に見ていくと2人が人間や狼としての自覚や否定を持っていて、
そして大きくなるにつれ、葛藤やそれぞれの道を歩む姿は良かったです。
姉が小学校6年なら色々分かりますが、弟が5年(?)であれほどの覚悟を持ち違う道を進む根性はスゴいなと思えた反面、この年齢でそんな力あるのだろうかと疑問には持ちましたが…まぁ、良いでしょう。
ただ、子供2人の成長、母親の役割の見せ方、自然豊かな映像など素晴らしい場面を見せられたので
亡くなった父親のエピソードが薄くなったなぁと思いました。
印象的かと言われたらそうでもなかったし、
例え印象的でも、結局は途中のエピソードに押し負けてしまいますね。
だから、最後に父が出たときは「あー、そういえばいたな。」としか思えなくて、
感動できるシーンではあるのに、あまり感動はできませんでしたね。
そんな感じですね。
■評価
最終評価は…
☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫
8/10です。
アニメ映画では良い作品の1つで、人間としての生き方や成長をリアルに描いていたなと思いました。
家族がいる人などは子供と一緒に見ると楽しい映画だとは思いますね。
オススメします。
はい、そんな感じで!
それでは!

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