■あらすじ
男子大学生の社交クラブで繰り返される、いじめのような上級生のしごきに疑問を感じ始める新入生。そんな中、エスカレートした"特訓"が地獄の夜へと変貌する。
引用元:Netflix
■評価
『ヘルウィーク』(原題:)は、Netflixオリジナル作品です。
男子大学生の社交クラブでの先輩たちのいじめのようなしごきを疑問に思いながら受けていく新入生たちの姿を撮した、ヒューマンドラマになっています。
これを見た人なら大体はこの映画の主人公たちの気持ちや苦しみが分かるでしょう。
クラブや部活で特に上下関係が激しい所だとかなり激しいしごきがありますからね。
ニュースでもそれが原因で事件になることなんてありますから。
この映画は大体がそれを撮しています。
特にメンバーになるための最後の辛い一週間を撮していて、見ている私でも結構辛くなることがありました。
まるで軍隊のようでしたね。最初社交クラブだなんて思いませんでしたもん。
楽しいはずの大学生活がこのような上下関係、ルール、そしていじめのようなしごきがあり、
映画の殆どが暗い場面、そして黒人俳優を多用していて映画の雰囲気としてはそれに合う映画作りをしていたと思います。
雰囲気や物語のシンプルさは私的には好きな映画ではありましたね。
まぁ、だからといって暗い映画が大好きという訳ではありませんが
しかし、映画の中でのしごきに対して主人公たちは耐えるんですが、なぜそこまでして社交クラブに入りたかったのかというのがあまり理解できませんでした。
主人公が過去に何かしらあったのか昔父が途中で断念したから自分が必ず入るとは言ってはいたんですが、
結局途中でやめると思っていたり、あまり主人公の感情には共感できなかったです。
他のキャラも色々言ってはいましたが、説明不足だったり話していなかったりしたんでこちらも共感はできなかったですね。
その耐える姿も入りたい動機があまり分からないので、ただ先輩たちにいじめられる新入生を見せている映画だけだと思いました。
そこまでして入りたいのか?と思ってしまうので、ネタバレしてしまうとラストに仲間のひとりが死んでしまうんですが、
ひどいことをいってしまうと、あまり悲しい気持ちにはならなくて「あそこまでやれば仕方ないだろう」としか思えませんでした。
なにかしらのメッセージ性はあるとは思うんですが、あまり上手く伝えていませんでしたね。
最終的にダークな雰囲気を醸し出した映画ではあったんですが、ただただ先輩たちのしごきを見せられただけで、
新入生がそこまで社交クラブに入りたいのか分からない映画ではありました。
そんな感じですね。
■評価
最終評価は…
☺☺☺⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
3/10です。
好きな好きになれる雰囲気のある映画ではありますが、私個人的には好きになれない映画でしたね。
期待していた映画なだけあって、ちょっと期待はずれで残念ではありました。
では、そんな感じで!
それでは!