■映画情報
公開日/2017年3月17日
上映時間/108分(1時間48分)
監督/ガース・ジェニングス
製作国/アメリカ
■予告
■あらすじ
人間世界とよく似た、動物だけが暮らす世界。コアラのバスターが劇場支配人を務める劇場は、かつての栄光は過去のものとなり、取り壊し寸前の状況にあった。バスターは劇場の再起を賭け、世界最高の歌のオーディションの開催を企画する。極度のアガリ症のゾウ、ギャングの世界から足を洗い歌手を夢見るゴリラ、我が道を貫くパンクロックなハリネズミなどなど、個性的なメンバーが人生を変えるチャンスをつかむため、5つの候補枠をめぐってオーディションに参加する。
■Review
『SING シング』(原題:Sing)は、『ミニオンズ』や去年公開された『ペット』を手掛けるイルミネーション・スタジオによる長編アニメーション作品になります。
レディー・ガガ、ビートルズ、スティービー・ワンダーなどの誰もが知る新旧有名曲を劇中で流れたり、本家と吹き替えでも豪華な声優人を迎えたのは有名です。
また、劇中には日本からきゃりーぱみゅぱみゅの曲も流れます。
予告見たときからミュージカルぽいオーディション映画だとは思ってみました。
しかし、オーディションはあるものの最終的に残ったメンバーと支配人のコアラの一人一人の姿を強く撮していました。
どちらかというと、オーディションを見て楽しむ映画というよりかは、彼らがなぜオーディションに参加をするのか、
また、コアラのムーンはなぜそれを開こうとしたのかというのを見せられます。
予告とかでよく見るいろんな動物たちが歌うシーンは結構早く終わって、
それぞれのストーリーを長く撮していたのは以外ではありました。
音楽の話をすると、新旧の皆が知っていたり聞いたことのある曲が勢揃いしていて、あまりミュージカル映画や音楽を多用する映画を見ない人でも馴染みやすいとは思います。
オーディションの時だけでなく、ラストのショーでもそれぞれのキャラに合う曲でしたし、子供受けをしやすいように盛り上がる曲を多く使用したのは好感でした。
今回字幕で見ましたが、歌う声優人が本当に歌のうまい俳優を起用していました。
個人的にはエマ・ワトソンの伸びのあるロックな歌声には惚れ惚れしましたね。
勿論他の方も素晴らしいです。
ストーリーはキャラそれぞれにスポットを当てていて、最初結構はや走りでキャラ紹介するから心配ではあったんですが、途中からそうでもなくなりそれぞれのキャラの話を楽しめました。
家族や恋人、自分の性格など単純でどこでも見れる悩みではあるんですが、キャラがなぜ悩み自分の夢を諦めないでいるのかという説明も見ていてわかります。
コアラのムーンに対しては最初性格や行動に乗れない部分はあるものの、後々ドン底に落ちながらも最後はまた這い上がる姿は素晴らしいです。
そのドン底に落ちて這い上がりまた夢を追うのはキャラそれぞれそこでも個性はあります。
しかし、あまり全員を好きにはなれないでしょう。
可愛らしさや、性格、行動で人それぞれではありますが嫌いだなと思ってしまうキャラはいるかもしれません。
不満点というよりかは、残念だったり物足りなさを感じた部分はありました。
まず、笑える部分があまり笑えないということ。
子供受けする笑いが多いのですが、大人はあまり笑えない箇所があるとは思います。
ただ可愛いキャラが可愛い行動をしているなぁ、という感覚にしかならないでしょう。
ちょっと笑いに関しては物足りなさはありしたね。
それから音楽やオーディション、ラスト部分も盛り上がるには盛り上がるんです。
ただこれはものすごく個人的なアレにはなるんですが、同じミュージカル映画(?)のようなものとして『ラ・ラ・ランド』や『モアナと伝説の海』を見た後だと、あまりスゴいなと感じないんですよね。
聞いたことある曲を取り入れていて、それで知っているものもあるんで聞いても有名な俳優がカバーしているとしか思えなくて、
演出やアニメーションとしてもやはり2つの映画を見た後だと凄さが半減されるかな?と思います。
ストーリー全体としてもやはりアニメーション映画としては突飛とした意外性とかはなく全体的に普通だなと思いました。
まだ、この2つを見てないでこれを見る予定の方は普通に良い映画だなとは思えますが
ちょっと公開日を間違えたなとは思いましたね。
しかもかなり色んな映画が公開される3月に公開しましたからね。
そんな感じですね。
■Review
最終評価は…
☺☺☺☺☺|⚫⚫⚫⚫⚫
5/10です。
さっきの2つの映画を見た後の話を除いても私としては普通かな?と思いました。
子供が見たら喜びそうな映画だなとは思います。
私は字幕で見ましたが吹き替えの評判も良いらしいのでどちらでも楽しめるとは思います。
はい、そんな感じで!