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映画『モアナと伝説の海』評価&レビュー【Review No.132】

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■映画情報


公開日/2017年3月10日

上映時間/113分

監督/ロン・クレンメンツ&ジョン・マスカー

製作国/アメリカ

■予告


■あらすじ

かつて世界を生んだ命の女神テ・フィティの心が、伝説の英雄と言われたマウイによって盗まれ、世界に闇が生まれた。それから1000年にわたり、モアナの生まれ育った島モトゥヌイでは、外洋に出ることが禁じられていた。そんなある時、島で作物や魚たちに異変が発生。海の不思議な力に選ばれた少女モアナは、いまもどこかで生きているマウイを探し出し、テ・フィティの心を元あった場所に戻すことができれば世界を救えると知り、父親の反対を押し切り大海原に旅立つ。

引用元:モアナと伝説の海 : 作品情報 - 映画.com

■Review

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『モアナと伝説の海』(原題:Moana)は、ディズニーアニメーション映画の最新作になります。

南国系のヒロインを主人公にしたのは以外とディズニーとしては初の作品らしいです。

また、短編アニメーションとして『インナー・ワーキング』が上映されました。
これは8点くらいの作品ではありますが、ディズニーらいしメッセージのある作品になっていました。





モアナがプリンセス系として捉えていいが分かりませんが、仮にプリンセスのキャラなら今までのプリンセスの中では一番好きな女性キャラになります。

予告や日本ポスターでは想像しにくいほど愛だったりロマンスの物語ではなくて、
結構冒険ファンタジーでした。
それからアクションシーンも沢山ありましたね。
海を旅しながら、島々を渡り歩き必要なアイテムをゲットしてラスボスに立ち向かう。どこかRPGみたいでした。

だから女性が好きになれる部分もありますが、どちらかというと男性も好きになれる映画ですし、男の子も十分に楽しめる映画ではあります。
現に私も終始楽しんで見てました。



モアナも今までのヒロインキャラの中では心が強いキャラでした。
今までも強気なキャラはいますが、彼女に関しては迷いながらも最後は芯の固い強い女性だとわかります。

モアナが考えることや、動機なんかも結構共感できたので最後まで応援したいと思いましたね。

今の日本の男性は結構こういう性格の人は好きなんじゃないでしょうか?

……え?私だけ??



モアナ以外のキャラも皆好きになれるし、面白かったです。

マウイも格好良かったし、その体に刻まれてる小さいマウイの刺繍も命を宿して動いたり表情があったりします。
そのマウイと小さいマウイとの絡み合いも見ていて面白かったですし、愉快です。

個人的に可愛いなと思ったのはココナッツの海賊カカモラは印象的でした。
出番は中盤でそこまで出ないんですが、愛着があり可愛いし、
その海賊とモアナ達のアクションシーンも見ていて最高でした。
これは正直もっと見たかったですね。

このココナッツの海賊をマッドマックスみたいだ、という人が結構いましたね。
見ればわかりますw
私もわかった瞬間笑いましたよwww




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その映画全体として本当に映像が綺麗でした。

『アーロと少年』を見た後だとその綺麗さにはあまり驚きはありませんが、
海の柔らかさや光などが、とても綺麗です。



それから歌も素晴らしいです。

モアナが歌う『How Far I’ll Go』も世界観にマッチしていたし、モアナの動機や心情も分かりやすいです。
映画でも上手く使われていましたね。

全体的に音楽が素晴らしいんですよ。
今までのアナと雪の女王のように映像なしで音楽だけ楽しめるかと言われたら別にそうじゃないなという曲が多いなか

モアナの曲達はプレイヤーに入れて電車や散歩中に映像なしでも聞いて楽しめるものが沢山ありました。
まぁ、そこらへんは人それぞれではありますが




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不満点をあげると
先程の曲達が良い曲が沢山あったし、ここ最近のディズニー映画の曲では好きな部類には入るんですが
モアナの世界観とはあまり合わない曲が多かったです。

マウイの歌とヴィランのカニみたいなやつの歌ですね。
この2人の曲も好きではあるんですが、ラップがあったりポップでキラキラしていたりと雰囲気や世界観に合わないことがありました。

そういうのが曲以外にもありましたね。

子供がダンスの練習で一人だけマイケル・ジャクソンを踊っていたり、
今までのディズニー映画を皮肉ったネタだったり、
お客さんに話しかける第四の壁の突破など…

南国やそれにあうネタは笑えるのに、そういうのが世界観として浮いたり壊していたりするんで
そこら辺は勿体ないなと思いました。



吹き替えで見たんで声優についても触れると、全員素晴らしいんです。

マウイの声優も演技も歌も良かったんですが、そのキャラと声が合わなくて最初違和感はありましたね。
声がなんか優しいんですよ。

本家の声優がドウェイン・ジョンソンなんでそこら辺のイメージで見に行ってたんで、
本編が始まると力強さがない声には聞こえましたね。



そんな感じですね


■評価


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最終評価は…




☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫

8/10です。

 


映画全体としては素晴らしいですし、世界観も良かったです。

女の子だけじゃなく、男の子でも楽しめる映画ではあるんで休日に家族と見に行くのをオススメします。

だから…日本版ポスターは信用しないでください。
こっちを信用してください↓

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日本版ポスターでモアナがハート作ってますが…

あんなの出ません!ご注意を!

ネタバレにはなってないと思うんで一応言いました。





はい、そんな感じで!