■映画情報
公開日/2017年2月24日
上映時間/124分(2時間04分)
監督/デイミアン・チャンゼル
製作国/アメリカ
■予告
■あらすじ
オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく。
■Review
『ラ・ラ・ランド』(原題:LA LA LAND)は映画『セッション』を作り上げたデミアン・チャゼル監督の最新作。
監督自身は『セッション』よりも前にこの映画を構想していたらしいが、映画を作り上げるための予算や信頼を得るために先に『セッション』を公開したのは有名な話です。
なので、デミアン・チャゼル自身この映画でのメッセージや伝えたいことは沢山あるでしょう
2017年のアカデミー賞では史上最多部14ノミネートされており、本年度の作品賞に選ばれる可能性が高い作品です。
最近では、第74回ゴールデングローブ賞で史上最多の7部門を制するなど優秀な実績を誇る作品です。
そんな今年大注目の作品ですが、今回はネタバレをできるだけなしで映画の全体的な感想や説明をしていきます。
まだ見てない方でそれでも知りたくなく、純粋な気持ちで見たいという方に先に点数をは発表します
評価は…
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺☺
10/10です
はい、今年公開映画では初めての満点映画でした
では、ここからはレビューに入ります
すべての映像やカメラワーク、ストーリーや演技、音楽なにも文句の付け所がない素晴らしい映画でした。
最初からミュージカル映画らしく、歌から始まりますがそこから映画の世界入ってしまい、心を鷲掴みされました。
音楽の良さもそうですが、最初の曲でのロングテイク(長回し)の技法も素晴らしく、本当に一緒に踊りたくなるような演出とダンスに感動してしまい泣きそうになりました。
この序盤だけでも「映画というのは本当に素晴らしいな」ということを改めて思わせたシーンでしたね。
エマ・ワトソンとライアン・ゴズリングの演技も素晴らしいです。
特に個人的にはライアン・ゴズリングのピアノ演奏はスゴいと思います。
映画では通常プロが弾くのですが、今回はライアン本人が3ヶ月もかけて練習をし、本番での映画撮影に望みました
演奏自体は素晴らしいのに、そこに悲しみや悔しさなどの感情ものります
ピアノ演奏を上手くするだけでも大変なのに、そこに感情をのせて演奏できるのはスゴいと思いました。
エマ・ワトソンもとても感情豊かなキャラクターを演じていましたね。映画の中では好きなキャラクターでした。
夢を追う輝きを持つ時から段々と夢に諦めがついてしまう演技はよかったです。
それが演技だけでなく、服装の明るさやセンスでも表れているので、外観だけでもその感情の移り変わりが分かります。
また、本作では『セッション』にも登場した俳優J・K・シモンズも出てきます。
彼の役はちょい役ではありますが、俳優としてのカリスマ性をしっかりと見せてくれました。
彼の演技を少しでも見れたのは嬉しかったです。
そして、ストーリーも素晴らしいです。今日素晴らしいを多用していますが、今書いている時でもかなり余韻が残りに残っているので許してくださいw
物語が後半からはラブロマンス要素は強くなりますが、それも別に見ていて退屈だとは思えません。
そして、今までの出来事があってからのラストのあの演出には本当に感動はしましたし、いろんなメッセージを貰えたように思えました。
あまりいうとネタバレになりますが、「過去は戻れない」「人は成功は出来るが、本当の夢を成功するのは難しい」などそんな事を説教臭く言わずに2人の物語で切なく表せていました。
映像も1秒1秒止めてしまえば、色彩からなにまで芸術作品になれるほど綺麗な映像でしたし、
音楽…ジャズ中心ではありますが、そのジャズを語る際の台詞や音楽愛などは監督がいかにジャズが大好きか分かります。
ジャズは目で聞く見たいなことは言いましたが、確かに映画内での音楽全ては目でも耳でも楽しめるものでした。
それは歌う俳優人の上手さや演技力もありますが
サントラを買って聞いても楽しいとは思いますが、それではきっと物足りないと思います私は
大まかに説明はしましたが、とりあえずこんな感じですね。
■評価
最終評価は勿論…
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺☺
10/10です。
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
はい、大満足な映画です!ミュージカル好き、俳優やそれ以外でも夢を追う人、逆に夢を諦めてしまった人など、
男女、年齢関係なく誰でも見れる作品です!
今回彼女とこの映画を見ましたが、カップルで見るのもアリだと思います。
個人的にここまで心を震わせて感動させてくれた映画は久々でした。
アカデミー賞にノミネートされる理由も十分にわかる映画ではありますので、是非皆さんも見てみてください。
大変おすすめな映画でした!
はい、そんな感じで!