■映画情報
公開日/1956年8月10日
上映時間/76分(1時間16分)
総監督/ケン・ピーターソン
製作国/アメリカ
■あらすじ
ニューイングランドに住むダーリングへのクリスマス・プレゼントとしてディア家にやってきたコッカー・スパニエルのレディ。夫妻の愛情を一身に受けていたが、二人に子供が生まれる。レディは変化に戸惑いつつも赤ん坊を見守る。
ある日、夫婦の旅行中にベビーシッターとして猫好きで犬嫌いのセーラおばさんがやってきたため家を飛び出したレディは、野良犬のトランプに助けられる。
■Review
『わんわん物語』(原題:Lady and the Tramp)は、ディズニー長編アニメ映画で、今まで『白雪姫』や『ピノキオ』など原作を使っていたディズニー映画が当時では初めてのオリジナル作品となっています。
レディとトランプがスパゲッティを食べ偶然にもキスをするシーンはこの映画を知らない人でも知っているかもしれないシーンで、
イギリスのTotal Film誌が選出した「映画史に残る最高のキスシーン50」では第8位になるほどの有名なシーンです。
ちなみに1位は「地上より永遠に」のバート・ランカスター&デボラ・カー のキスシーンだそうです。
さて、偶然にも『わんわん物語』と11話の「11=ワンワン」が語呂合わせになったということで、さっそくレビューに入ります。
犬同士の恋愛映画というこの作品は今のようなズートピアみたいに動物の擬人化したようなものではありません。
しかし、その擬人化していない普通の犬でもちゃんとした恋愛映画として見ることができます。
アニメの描き方が2つあるように見えました。まず、普通の犬としての生活場面。こちらは言葉は喋らずに、普通に鳴き声だけの時です。
この時はディズニーらしい動きや演出はあるものの、全体的に犬のような動きや仕草をしていました。
犬を飼っている、犬を飼っていた人はこの場面を最初から見るとこの映画を好きになるでしょう。
そして、犬通しで喋るとき。こちらは言葉を喋りますが、人には犬の鳴き声しか聞こえません。
こちらは先程とは違い犬のような仕草はしつつも、レディやトランプが犬なのにどこか人間のような表情や仕草をします。
レディの耳が、人でいう髪の毛に見えたり。勿論形だけでなく表情も人みたいです
それが、気持ち悪いわけではなく自然とそういう演出をいれてきたので、変だとは思わずに見れました。
そういう犬として、犬だけど人間みたいな恋愛模様を描いきそれが自然に入るので違和感なく2人の恋を見ることはできました。
同じ意見の人はあまりいない意見だとは思いますが、まぁいいでしょう
野良犬の問題として保健所の話も出てきます。
その保健所での犬が泣いているシーンなんかはかなり心にくるものがあり、ディズニー側がこれに関して強く訴えているのが分かります。
それを説教臭くしないで、犬が泣いているシーンを何十秒か撮るだけです。それだけなのに、犬が泣いているのが悲しくなってきたり、メッセージ性もありました。
不満点を少しあげるなら、別に必要ないなと思うシーンやキャラはいました。
さっきの保育所の話で歌うシーンなんかは別に物語には関係はないし、保健所にいた犬も別にこれから活躍してくれる訳でもありませんでした。
特にいらないなと思えたキャラは、イタズラ猫2匹ですかね。
正直キャラクターデザインもそこまで可愛らしさとかはないし、レディを追い出す要因になる猫ではありますが、別にこの2匹がいなくても、なにかしらの勘違いでおばさんに追い出されるということも出来たはずです。
そこから2匹がレディを追い出す種になるだけで、そこから猫達は一切出てきません。
別にラストにイタズラしたり、悪巧みをするわけではありません。
そんな彼らに歌もつけたのはもったいなかったなぁと思いました。
そんな感じですね。
■評価
最終評価は…
☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫
8/10です。
- 恋愛/❤❤❤❤❤
- 友情/💚💚💚・・
- 楽しい/💛💛💛・・
- 感動/💙・・・・
【動物好きなら好きになれる映画です】
動物映画でも恋愛映画でも楽しく見れますし、大人も考えさせられるようなシーンもありますので老若男女問わず誰でも楽しめます。
特にカップルや夫婦なんかが休日の映画鑑賞したい時なんかにピッタリな映画だと思います。
さて、では次の作品発表です!
次回はこれだ!
『カーズ』です!
今年は『カーズ3』が公開される予定なので見直すという形でも丁度良かったです!
では、次回はこの作品で
ひとっ走り付き合えよ!
ディズニー映画制覇まで残り…