■予告
■あらすじ
ギャングにより撃ち殺され一命をとりとめた少年トムはスマートフォンの破片の一部が頭の中に入ってしまう。
その後遺症である症状が起きる。それは人々のスマホやインターネット等に自由に入り込み操作できてしまう力を手に入れた。
彼はハッキングなどを使い、好意を寄せている女性を襲い自分を殺したギャングを捜索していくSF映画
■Review
『iBOY』はNetflixオリジナル映画となっています。
原作はイギリス人作家のケヴィン・ブルクスによる同名小説を元に映画化しました。
タイトル表記が色んなサイトやレビューサイトを見ると小文字だけだったり、大文字だけと色々ありますが、今回はNetflixに表記されているタイトルで語らせていきます。
Netflixで面白いものはないか探していたところこの作品を見つけましたが、正直な話あまり期待はしないで見ました。
その期待していなかった分逆に結構面白い作品ではありますが、期待して見ても十分に面白いと言える作品でしょう。
映画の導入部分は結構早かったです。マーベルやDCよりもなぜその能力を手に入れたか、その能力を使いどうしたいのかというのが開始5分~10分くらいですぐに分かります。
その導入が早いのもあり世界観にはすぐに入れましたが、もうひとつ世界観に直ぐに入れた理由としては映像ですね。
主人公にしか見えないネットワーク回線だったり、映像なんかが結構綺麗で
しかし、綺麗過ぎにはしないであえて映像や見ているものにもざらつきがあったので、
主人公はあまり長期的に能力を活用することはできないんだなと分かります。
勿論その映像じゃなくても、目を使いすぎると疲れてしまうし、頭にダメージが入ると醜くなるという人間と頭の中のスマホとの連携部分もリアルではあります。
……リアルで頭の中にスマホの一部が入っている人は見たことありませんが。
インターネットを使い犯人を探したり、部下や幹部たちを能力を使い追い詰める姿は見ていて面白いです。
通常ハッキングなんかはパソコンを使いカタカタしながらやりますが、これらが主人公の力だとスパスパとやりこなしていくので見ていて気持ちいいし、
通常のハッキングでの無駄な演出を使ったあのイライラした感覚は全く味わいません。
ハッキングや喧嘩をする際にやはり素人で最初は覚えますが結構記憶力はいいんですよ。
ただ、その記憶力が元々主人公が良かったのか、後遺症での原因なのかが説明してくれかったんで、ちょっとそこは気になりましたね。
気弱な男性が好きな人の為に戦うという王道的なヒーロー映画のようになっていて、ヒーロー映画好きなら見ていて楽しめると思います。
ダーク感が後半あたりから出ていたのは以外でしたが、それはそれで裏で操るヒーローという感じでかっこよかったし、肉体戦ではボロボロでも彼女を守るという姿は男らしく、彼の成長も映画を通じ良く見てとれます。
ダークヒーロー繋がりでもし、バットマンと彼が手を組んだらとんでもないコンビにはなるでしょうねー…。
不満点をあげると…先程の記憶力の良すぎと、それから結構唐突に入れてきた設定でしょう。
前提にキャラ同士の関係性や、出来事だったりを説明や映像で見せてくれないで、結構唐突にその事実が明かされるというのがありました。
あるキャラが実は部下の何人かとは幼馴染みだったり、部下が捕まったからボスが釈放してくれたり
無断な要素を省いたというのは良いんですが、別にそれは説明とかしてもよかったんじゃないかな?とは思いました。
少しワガママですが
そんな感じです。
■評価
最終評価は…
☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫
8/10です。
近未来を感じさせたSF映画でした。
見ていて面白いし、時間も90分なんで楽しくてあっという間に感じるでしょう。
DVDやデジタル配信で出るかは分かりませんが、Netflixを使っている方は是非オススメします!
はい、そんな感じで!