■映画情報
公開日/2003年3月8日
上映時間/86分(1時間26分)
監督/ディーン・デュボア&クリス・サンダース
製作国/アメリカ
■予告
■あらすじ
ハワイを舞台に、親のない少女と破壊することしか知らなかったエイリアンの出会いと交流を描いたディズニーアニメ。ハワイのカウアイ島で姉のナニと2人で暮らす少女リロは、風変りな犬と出会い、スティッチと名付けて飼いはじめる。しかし、凶暴で物を壊してばかりのスティッチの正体は、宇宙の遥か彼方の銀河連邦本部トゥーロ星から逃れてきたエイリアンだった。科学者が違法な実験で生み出した生命体「試作品626号」であり、破壊することしか知らなかったスティッチだったが、リロから「スティッチはオハナ(ハワイ語で家族)」と言われたことをきっかけに、心に何かが芽生え始める。しかし、スティッチを捕らえるためやってきた追手が迫り……。
■Review
『リロ・アンド・スティッチ』(原題:Lilo & Stitch)はディズニー長編アニメーション作品で、ハワイを舞台にしたスティッチとリロとの友情を描いています。
家族とはなにか、人が大切にしなきゃいけないのはなにかをテーマに語られています。
スティッチに関しては『ミッキー&フレンズ』のキャラクター達の次に有名と言っていいキャラクターでしょう。
知らない人でも見たことはあるという人は多いはずです。てか、知らない人をあまり見たことないですね。
それでは、そんな大人気キャラクターの映画がどうだったかをレビューしていきましょう!
ちなみに、邦題が様々な形のものがありますが、今回は『リロ・アンド・スティッチ』の形で語らせてもらいます
正直なことをいってしまうと、この映画で伝えたい部分が曖昧です。
曖昧というか結局はただボーッと見てしまえばなんとなく終わってしまう映画だったなと思いました。
作品事態は全然クソ映画とか、まったく面白くないという訳ではありません。
しかし、映画の本質的に伝えたいことは分かりますが、それが上手く伝わっていない仕上がりになりました。
まず、リロとスティッチの友情です。これがこの映画の一番の見所でしょう。
リロとスティッチの絆は初めからまるで兄弟や昔からの大親友みたいな感じで息はピッタリだったりしました。
それはそれで逆に結構仲がいいなというのは伝わります。
仲がいいというのを見せるなかで、スティッチの性格や考え方が変わっていくというのも注目すべきテーマでしょう。
ですが、これが残念だったポイントです。
破壊だけを考えるエイリアンが段々と心代わりしていき優しいキャラクターになっていくという設定事態は悪くないです。
ですが、スティッチのキャラクターの見た目からしてとても可愛らしいし、怖いとは思えないんです。
破壊をしていってもそれが可愛らしいモンスターのイタズラでやっているようにしか見えませんでした。
破壊をしていきいろんな人から嫌われたり、叩かれたりするシーンでも昔からスティッチを知っているので、
「こんな気持ちをしているから可愛そう」というよりかは
「スティッチがただただ可愛そう」という気持ちが上回ってしまいました。
勿論、所々のシーンでは伝えられなくて可愛そうだというのは最初はありましたが、あまりにもこの映画で不気味がられて、叩かれたり踏んづけられたりするのでスティッチが可愛そうとしか思えませんでした。
それが面白おかしくするなら良かったのですが。
これを見るとよりスティッチを知っていて、この映画を見てない人にとっては傷つくかなとは思います。特にスティッチファンやテレビシリーズしか見てない方は
それからあまり敵という敵がハッキリしないというのも難点でした。
スティッチを不気味に感じる人たちも味方だったり敵になったり、
スティッチを追うジャンバ博士も最初は敵の立ち位置かな?とは思っても、和解して味方になってくれたり、
テレビシリーズはリロの良いおじさんみたいになっていましたね。
最終的にじゃあガントゥが敵なのかと言われたら、ガントゥの気持ちや仕事とかも別に悪いことをしている訳ではない。
宇宙人たちも別に悪いことは何一つしていません。
そういうキャラクターたちの関係性ではないですが、誰と誰がぶつかるという中途半端な立ち位置が生まれました。
敵がいないなら敵がいないで、それはそれでいいんですが。
例えばの話、ジャンバ博士が最強の宇宙人を仕上げたかったのにあるミスでイタズラ好きのスティッチが生まれて勝手に地球へ向かい、
ハワイで一人ぼっちのリロと遭遇し一緒に町をイタズラし放題。
スティッチと喧嘩をしたり、お姉ちゃんに「ハッキリ言わないと分からないわ!」とか言われ、シリアスな状況。
一方ジャンバ博士の発明を耳にしたガントゥがスティッチを利用してある企みを思い付いて地球に向かい、ヤバイと思いジャンバ博士も地球へ
そしてガントゥを倒すためリロとスティッチの息のあったコンビネーションで倒す…
というのだったらまだ面白かったし、今のスティッチらしいかな?とは思います。勿論私個人の意見ですが
映画全体が設定ややりたいことは分かっていても、結構リロとスティッチの関係性を深く見れたわけでもないし、
問題に対してもラストで結構サックり解決をしてしまいます。
キャラクターも個性的ですが平坦な位置付けをされており、あまり重要性に薄さが感じられます。
アニメーションとしての出来は良いとは言えますが、結局子供に向けたいのか、大人でも楽しめる内容なのか、そこら辺も見ていて中途半端だなと感じました。
一応良い部分も言わせると、エイリアンのコメディな演出や台詞は面白かったし笑えました。
特にスティッチとジャンバ博士の銃のやり取りは面白いです。見た方ならどのシーンか分かるとは思いますがw
ただ、一方で人間も面白いシーンはあってもあまり笑えないです。
まぁ、エイリアンの方が見た目もやることもインパクトはありますからね。
そんな感じですね。
■評価
最終評価は…
☺☺☺☺☺|⚫⚫⚫⚫⚫
5/10です。
- 恋愛/・・・・・
- 友情/💚💚💚💚💚
- 楽しい/💛💛💛💛・
- 感動/💙💙💙・・
【子供がみるには楽しいアニメ映画】
実をいうと結構レビューをどうしようか、判定をどれくらいにしようか悩んだ映画でした。
可もなく、不可もない映画ではあるので一応5点の普通の映画にしましたが、また2回目見ることになったらどうなるかは分かりませんが…
個人的にスティッチらしい楽しいバカバカらしさ満載のスティッチ作品を見たいならテレビシリーズをおすすめします。
こちらは色んな宇宙人が出てきて、それを捕まえるためにスティッチが頑張るドタバタコメディになっているので、子供見るときなんかはお勧めします。
映画では以外にも流れなかった『アロハ・エ・コモ・マイ』もテレビシリーズで流れます。
さて、では次の作品を発表します。
次回はこちら!
それでは!
ディズニー映画制覇まで残り…
74作品!
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