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【ディズニー映画制覇!】第8話『コルドロン』

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■映画情報


公開日/1986年7月19日

上映時間/80分(1時間20分)

監督/デッド・バーマン&リチャード・リッチ

製作国/アメリカ

■あらすじ

騎士になることを夢見る豚飼いの少年ターラン。

ターランは師匠のドルベンから、予知能力を持つブタのヘン・ウェンを魔王ホーンド・キングから守るように命じられる。ホーンド・キングはヘン・ウェンの力で、不死身の軍隊を作り出せる魔法の大壺「ブラック・コルドロン」を探し出そうとしているのだ。

引用元:コルドロン - Wikipedia

■Review

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『コルドロン』(原題:The Black Cauldron)は、ロイドー・アグリザンダーの『タランと角の王』『タランと黒い魔法の釜』を原作にしたディズニー映画です。

タランと角の王 (児童図書館・文学の部屋 プリデイン物語 1)

タランと角の王 (児童図書館・文学の部屋 プリデイン物語 1)

タランと黒い魔法の釜 (児童図書館・文学の部屋 プリデイン物語 2)

タランと黒い魔法の釜 (児童図書館・文学の部屋 プリデイン物語 2)

また、ディズニー映画としては初のPGレートに指定されました。
(PGとは視聴する際子供は親と一緒に見た方が望ましい映画)

ディズニーランドでは、一昔前にあった体験型アトラクションシンデレラ城ミステリーツアーの元になってる作品でもあります。
因みに私は行ったことはありません!





ディズニー映画の中では怖い映画として有名であり、ディズニー映画ではファンの間ではクソ映画呼ばわりされているこの作品。

果たして、その実態はどうだったのか?!

はい、クソ映画です。

 

ハッキリと申しますと、何が面白いのか説明が欲しいくらいだし、物語もキャラも色々とツッコミや呆れた部分が多いです。

それらを出来るだけ分かりやすく、何がダメだったのかというのを少しネタバレしながらお伝えします。




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1:説明不足な世界観

 

あまりにも映画の内容が説明不足にも程があります。

やはり2冊の本を1時間半以内にまとめるのは大変だとは思いますが、それでも2時間にしようがそれ以上にしようが伝えられたはずです。

序盤でラスボスのホーンド・キングをキャラ達が話しています。「あいつが目覚めたらヤバイよ!(;゜∇゜)」的な話です。
しかし、ヤバイのは分かりますがそいつが一体何者なのか、過去に何をやらかしたのか、結局最後まで明かされないのでホーンド・キングに対して恐怖が湧きません。

しかも、主人公も知りたげな表情をしているわりには質問はしないで、自分は実は知っています。という設定になります。
主人公だけでも視聴者目線になり、伝えるようにしていただかないとこっちが困ります。


2:キャラクターの問題

 
一番この映画で酷いのはキャラクターでしょう。
誰も愛せない、誰も応援できない、誰も存在価値がない。この3拍子揃ったキャラクターたち。
特に主人公が酷かった。主人公頑張れよ

主人公は家畜の世話をする口だけ番長。自分は騎士になるんだぞ!とかいいながら、木の枝とかでアヒルやヤギを怖がらせるくらい。
まず、騎士になりたいその理由も明確ではない。

そしてとにかく最後までなにもやらない。
すごい強い剣を中盤手にいれ、その剣の力は圧倒的な存在。しかし、主人公の精神や守りた心で力が発動するとかではなく、ただ単になにもしなくても剣が強いまま。
つまり主人公が持とうが誰が持とうが強さは関係ないのだ。
その剣を持ち、「自分がやりました!」とか思い込んでいる主人公。
だが彼はヤギにやられて、妄想に浸り豚を見失い、あっけなく城の地下牢につかまるは、人が助けを求めて剣も持っているのに見捨てる口だけ野郎だったのです。

それが分かるのは魔女の家で飛んでくる家具を剣が身勝手に切り刻むシーンで良くわかる。
自分で戦う力のある剣なら、そんなのもう主人公は必要ないのだ。

しかし、残念ながらその最強的な剣も魔女との取引で無くなり、剣なしでラスボスに挑む。
私は見ながら思った…

「さぁ、ここで剣に頼りっぱなしにしていた主人公は成長をして自らの体で戦うのか?それとも知恵を振り絞りトラップ系で挑むのか?!」



結果…「気づいたらホーンド・キングが自滅していた」

 



ラストバトルでも結局は剣なしでは何も出来ずに、なにをしたかと言われたら特にしていない。

仲間の一人が犠牲になりブラック・コルドロンに入って死体の兵士を止めはしたが、そこは主人公行けよと思う。ヘラクレス死にそうな場所へ行ったやろ!

そして死んでしまった仲間を思い主人公はこういう

「僕は本当の勇者じゃないよ」

はい、そうですね。

その通りでございます。

 


この作品のヒロインでお姫様サイドのエロウィー。エロい姫ではない。

彼女はなんと魔法が使え、松明変わりになる光の玉と一緒にいる。
彼女と出会うのは、主人公が地下牢に閉じ込められたとき。
地下牢の下から現れたら彼女はどうやら主人公より前より捕まっているらしい。

……察しの良い方ならわかるかな?

そして、彼女は「ここは嫌い。ネズミがいるから」とネズミ嫌いを主張します。

……はい、そうです。脱出もネズミも魔法ならなんとかなるはずです。

え?なんの魔法なのかもまだ分からないから仕方ない?攻撃的な魔法じゃないかもしれない??

はい、分かりません。だって…

最後まで彼女が魔法使うシーンなんてありませんもん!

 

そして、光の玉。あれも結局途中からはいなくなりただ光を灯したくらいですからね。
特に光の玉も別に話に強く影響は及ばないんで、結果的に彼女もなにもやりません。



音楽家のフルーダー。 ただ怯えて怯えに怯え、最後まで怯えます。終わり。



そして個人的に気に入らなかったのはブタのヘン・ウェンです。
このブタは能力でキーアイテムのブラック・コルドロンの居場所が分かるやつです。

しかし、後半から妖精達がそれの居場所が分かるので、じゃあ今までの戦いはなんやねん状態になるわ、ヘン・ウェンもここで退場。
ブラック・コルドロンが分かるヘン・ウェンを巡った戦いなのに、もう存在価値が無意味に等しい。

そしてこのヘン・ウェンはブタなのにブタらしくない。

ブタなのにめちゃくちゃ犬のような動きや動作をするので、気味が悪いし、悪い言い方をすれば気持ち悪いのだ。
だから、ブタらしい動きや性格なら愛されたキャラだったかもしれない。


3:ワクワク感なしの、無意味な演出


冒険要素を含まれたものなのに、それがまったくない。

たとえばホーンド・キングの城に行く際も物の数秒で行けてしまったり、魔女のところまで行くまでも苦難を乗り越えた冒険は無し。

妖精達が住む場所もただ主人公達が妖精達に見とれているくらいで、そこにも冒険はない。
妖精の所で離ればなれになったヘン・ウェンを見つけるがそれもあっさりと見つかるのだ。

本当にこういう苦難や困難、待ち受ける敵や罠など映画でも重要な冒険要素を省いたので、そもそものキャラの成長が見れない映画なのにこれを省くとより成長が見られないのだ。


それらを省いて無意味な演出は長々とやっていた。

魔女達が現れ、フルーダーが一瞬でカエルにされるシーン。
魔女の一人がフルーダーを抱いていたり、カエルにされたりを長々とやるのだ。

特にこれといって意味のある演出ではないし、これをやられるのはフルーダーだけなので主人公は良く長い間放っておく事が出来たなと思う。

きっと笑うシーンなんだろうか、笑えない。



そんな感じですね。


■評価


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最終評価は…




⚫⚫⚫⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫

0/10です。

 

  • 恋愛/❤❤❤・・
  • 友情/💚💚💚・・
  • 楽しい/💛💛💛💛・
  • 感動/・・・・・

【男向けの映画ではある。】



はい、今年に入って0点がまさかこのコーナーで出ました。
ディズニー映画だから出ないとは思いましたが、なんであれどんな会社の映画でも当たり外れはありますね。

あまりオススメはしない作品になります。





はい、では次の作品をご紹介しましょう!

次はこちら!

 

















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『レミーのおいしいレストラン』です!

久々のピクサー映画になりますね。

子供のときに見ましたが、楽しい映画だった記憶はあります。
もう一度ちゃんと見てレビューをしていきたいと思います!





はい、そんな感じで!

それでは!

 

ディズニー映画制覇まで残り…


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