■予告
■あらすじ
周囲になじめない孤独な少年ジェイクは、唯一の理解者だった祖父の遺言に従い、森の奥にある古めかしい屋敷を見つける。そこには、美しくも厳格な女性ミス・ペレグリンの保護のもと、空中浮遊能力を持つ少女や透明人間の男の子、常に無口な双子といった、奇妙な子どもたちが暮らしていた。
■Review
『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』(原題:Miss Peregrine's Home for Peculiar Children)は、ベストセラー小説『ハヤブサが守る家』を皆さんご存じティム・バートン監督が映画化したものです。
少しティム・バートンの事を話すと、私はティム・バートン監督作品は一応好きです。
昔製作された『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『シザーハンズ』、『マーズ・アタック!』は好きな作品です。
しかし、ここ最近の監督の作品はあまり好きになれません。
先日ディズニー映画制覇で紹介した『フランケンウィニー』も好きにはなれませんし、
『アリス・イン・ワンダーランド』や時間の旅、『ダーク・シャドウ』も好きになれませんね。
ちょっとジョニー・デップが可笑しなキャラを演じている映画が結構そういうのが目立ちます。
で、今回もどうだっかと言うと楽しめたは楽しめましたが普通だなという感じです。
去年のアリスほど嫌いにはなりませんが、やはり大好きになれる映画ではないかなと思います。
映画自体のキャラデザインだったり、家のデザインとかはティム・バートンらしく素晴らしいし、不思議な世界満載でした。
こどもたちも様々な能力を持ち、それぞれ個性的で可愛らしいです。ティム・バートン版のX-MENを見ているようでしたね。
彼らのキャラクターは大半があまり掘り起こすほど過去は明かされませんが、逆にそれが「どんな過去を持っているんだろう」という気持ちにはなりましたね。
逆にスポットを当てたキャラもいたりしたんですが、それがあまり興味は湧きませんでした。
特に主人公のジェイコブ自体にあまり興味が湧かない主人公だし、主人公らしくないような人だなと思いました。
ジェイコブがラスト辺りまで、なんかやっていた訳でもないし成長が見られない主人公だからジェイコブ自信が退屈な分、物語も退屈に見えましたね。
奇妙なひとたちと出会って、施設を案内され、色々と説明を受けるだけであとはラスト以外は特に突飛としたことはやりませんでした。
てか、ストーリー自体がそんな感じなんで中盤はストーリーが大きくは動かないで説明をされるだけで、映像で大きく見せて誤魔化していたようにしか思えません。
サミュエル・L・ジャクソンも敵側で出ていて、大好きな俳優な分彼の存在には期待はしていましたが
その敵キャラクターでの動機であったり、信念とかそういうのを見れなくてただ演技力のあるひとが悪い人を演じ悪い悪事をしているだけの人でした。
メッセージ性は「別に人と違っていいじゃん」というのは分かります。それはティム・バートン自信からも前々から言ってはいましたし。
しかし、それを伝えるための物が色々と物足りないんです。
奇妙な能力をもつこどもたちに対して、なにかしらの壁というものもないし、比べられる物があまりないと感じました。
それはやはりキャラクターのバックストーリーがなかったり、あったとしてもそれが掘り起こしが十分ではなかったり興味が湧かなかったりしましたね。
さっきも言いましたが主人公が成長しているなという話や演出があまりないというのもあります。
ハリー・ポッターやスター・ウォーズのルークみたいに比べる対象がいたり、生活する上で自分の中での葛藤や悲しみを乗り越えて、強くなるというのを主人公にも与えて欲しかったなぁと思いました。
ティム・バートンらしいダークファンタジー映画ではありますし、彼のファンやデートや友人と出掛けるときには良い映画でしょうね。
しかし、予告でワクワクしなかったり最近のティム・バートンは落ちているなと感じている人はあまり楽しめない映画だと思います。
そんな感じですね。
■評価
最終評価は…
☺☺☺☺☺|⚫⚫⚫⚫⚫
5/10です。
はい、とりあえず普通な映画でした。
まぁ特に期待はあまりしてはいなかったんで、多きなショックはあまりしてません。
それから、これは私の疑問なんですが「ミス・ペレグリン」。
このイントネーション色んな人が違う言い方をするんでどれが正しいイントネーションなのか分かりません。
とりあえず誰か知っている人がいたら教えてください。奇妙で仕方ないですw
はい、そんな感じで!